ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落263 [2008-04-16]

263 A good example of this can be found in two people who decide to join together for life. Each is an individual with habits in his or her way of life, yet after years of life together they not only take on each others habits but they start to look alike. All because they have become aware of one another as though they were one. Even pets, such as dogs and cats etc., oftimes take on the personality of the master. So we can see that a constant reminder or association becomes an automatic manifestation of the other, where effort is no longer required for the form operates on memory pattern. The most important thing to realize is that the pattern remodeled the personality of the form in likeness of itself. It could be said that the original person is no more as he was, but another has taken his place. For one has absorbed the other and the two become as one.

263 この良い例は生活を共にしようと決意した二人に見ることが出来ます。二人は各々自分の生活の習慣を持った人物でしたが、何年も生活を共にした後は、彼らは互いの習慣を身につけるばかりでなく、似始めるのです。彼らが互いを一体のものとして意識していたからに他なりません。犬や猫等のペットでさえ、しばしば飼い主の個性を身につけます。ですから、私達は、絶えざる思い出や交際はやがて(訳注:自分自身へ)自動的に他者を現出させることになるのです。形有るものは記憶パターンによって働くため、もはや努力は必要とされないのです。私達が認識すべき最も重要なことはパターンが自身の似姿に沿って人格を再形成させたということです。それは、元々の人間はもはやかつての者でなく、他の者がその位置をとって代わったと言うことも出来るでしょう。一方が他を吸収して両者が一体となったからです。





【解説】

私達の心がこれからの人生を意識と共に生きようとする時、どのようなことが起るかを示したのが本文です。

即ち、夫婦の例えのように、相手を信頼し、生活を共にすれば次第にその性格も似て来ると言っています。つまり、私達が心の中で絶えず意識を信頼し、またコミュニケーションとも言うべき会話(印象の伝達と感受)が出来るようになれば、私達は創造主の似姿になれると言っているのです。

また、一方で、このような心の変貌は各自の人格をも変えることをも指摘しています。悪い例で言えば「マインドコントロール」による人間の隷属化手法となりますが、良い方向に応用できれば人間本来の道に向けて各自の一大変革をもたらすことになります。日常的にどのような心境で刻々の時間を過ごすのか、何に自分を同調させているのかが問われていることに私達は早い段階で気付かなければなりません。


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