ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落259 [2008-04-08]

259 To do this one must make the sense mind trust consciousness like trusting God. And this in turn calls for faith, oftimes called blind faith. To clarify blind faith a little further, we have eyes with which to see but they do not see any more than a window pane can see what is seen through it. It is you who sees through the window, so it is the consciousness of you that sees through the eyes. For when you become unconscious the sense of sight is still there but you no longer can see. The other senses follow the same pattern. So one should realize the importance of conscious seeing, or sense mind cooperation with consciousness if he is to have a cosmic memory of life. For then he can recognize himself through eternity from the pages of memory. This is an important phase if individual life if life eternal is to be earned. And that is what Jesus meant when He said, he who loses his life shall find life eternal.

259 これを成す為には、人は感覚の心を、神を信頼するように、意識を信頼させなければなりません。そしてこのことは次には信頼、即ち、しばしば盲目的信頼と呼ばれるものを必要とします。盲目的信頼というものを少しより明確にする為に見るのに用いる目について述べますが、目は自分が見ているものは窓枠がそれ自身を通じて見ている以上のものを見ている訳ではないのです。窓を通して見ているのは貴方であり、それ故、目を通じて見ているのは貴方の意識なのです。何故なら、貴方が無意識になってしまえば、視覚感覚はそこに未だあっても、貴方はもはや見ることはできません。他の感覚も同じパターンを辿ります。ですから、もし人生における宇宙的記憶を持とうとするなら、人は意識的に見ること、感覚の心が意識と協力することの重要性を理解すべきなのです。何故なら、そうすることで人は記憶のページの中から永遠を通じて自分自身を思い出すことが出来るからです。これは各自の人生が永遠の生命を得ようとするなら、重要な段階となります。また、これはイエスが自分の命を失うものは永遠の命を見い出すだろうと言った時にイエスが意味していたことです。





【解説】

本文では意識を信頼することと「faith」と表現していることに先ずは注意していただきたいと思います。従来、とかく「faith」を「信念」と翻訳されるケースが多かったのですが、その持つ語感は原文とは異なっています。何故なら「信念」とはどちらかと言うと「自己の内面に抱く自らの考え、自分の信じている事柄を外部から如何なる妨害があっても守り通す」といった意味合いで用いられているからです。一方、本文で言う「faith」は違います。それは「窓枠である心がその部屋の奥深く窓越しに見ている自己の本体(意識)を信頼して無抵抗の態度をとり、そことの融合(一体感)を保つよう努力すること」を語感として持っています。意識への信頼を「faith」としているのです。

こうなると具体的に私達は感覚ごとに、このような訓練が必要になるように思います。視覚、聴覚、味覚、嗅覚。これらの間には美しい、醜い、美味しい、まずい、心地よい、気味悪い等々、様々な感覚による表層的な判断があり、各々のランク付けも行っています。これらは感覚の差別行為(裁き)でしかありません。各々を落ち着かせて、自身の内部にある意識にありのままを伝えるだけの存在に徹することが必要だとしているのです。


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