ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落258 [2008-04-07]

258 Jesus blended His sense mind with consciousness and thus He was able to say, I am in the world but not of it, and many other statements that He made in reference to His past. And He could not have maintained these memories had He not blended with consciousness which carries the memories and contains the book of records.

258 イエスは自らの感覚の心を意識と融合させました。それ故にイエスは、私はこの世に居るがこの世の者ではないと言ったり、自身の過去の関連して他の多くの声明を述べることが出来たのです。そしてイエスは記憶を持ち運び、記録の書を内包する意識に融合しなかったら、これらの記憶を維持することは出来なかったでしょう。





【解説】

仏陀と並んでイエスほど、この地球の精神性に影響を与えた人物はおりません。そのイエスの秘密が本節で述べられています。即ち、感覚の心を意識に融合させることが出来ていたイエスは多くの真理を人々に教えることが出来たのです。また、それほどに時代の潮流を把握し、人々がこれから生きるに当って必要な概念を平易な言葉で人々に伝えて行ったということでしょう。

誰でも自らの心を意識に融合させれば、その人、本来の生き方が始まり、必要な知識は意識に収蔵された記憶から容易に取り出されることになります。「みどり子のようにならなければ」とイエスは言っていますが、それも自らの心を素直にし、意識に従わせたイエス自身の体験を述べていることが分かります。

誰でも最初から聖人になる訳ではありません。一つ一つの訓練、学習を通じて未熟な自己の心を育成し、自らの意志でその両親である意識の下に立ち戻り、再び一家が融合することによってのみ、達成されます。その為には、一歩一歩、家に帰る道程を進むことが必要です。「精進」とはこのような事例を指すものと思われます。


第07課 段落257 [2008-04-04] <<  |  >> 第07課 段落259 [2008-04-08]