ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落256 [2008-04-03]

256 So you can see that if the mind does not blend with the consciousness it can be lost in the sea of life. That is why great teachers such as Jesus have stressed, fear not that man that slays the body but the man who slays the soul.

256 ですから貴方には、心が意識と融合しなければ心は人生の海の中で迷子になり得ることが分かるでしょう。それがイエスのような偉大な教師が強調したこと、肉を切る者を恐れるな魂を切る者を恐れよの理由です。





【解説】

意識の中に記憶が残り、自然が持つ膨大な知識が意識の中に備わっています。その意識に溶け込み、一体にならなければその知識に触れることは出来ません。人生の中で自分を見失っている多くの私達は、言わば迷子の状態で、意識(両親)の元を探してはいるものの未だ自分の居る場所も本来の家の在り処も分からない状況にあります。

そこに関心を惹く情報を見せびらかしながら近付き、誤った方角に誘い出す者にこそ、注意しなければなりません。本文ではイエスの「魂を切る者」を引用しています。即ち、人々の迷いを深くしたり、道をはずさせる行為は、最も戒められなければなりません。

一方で、私達が迷いの途上にあることは各宗教の教義で指摘される通りなのですが、そこから救われる為に最も大事なことは、宇宙にあまねく遍在する意識という無言で目に見えない存在に私達は常に囲まれている一方で、その意識を既存の感覚では知覚できないばかりに、その存在に気付かず、創造物の中で唯一、孤独な生活を送り続けているのが私達の現状だということです。


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