ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落255 [2008-04-02]

255 I have had a number of such experiences with others. But it is sometimes difficult to convey to the present individual ego, mind its past experiences and relationships. That is unless the mind of the individual blends with the consciousness of his own being, the all inclusive. This is not easy to do for most people dwell in the field of effects which they call concrete facts. Yet we know that behind each effect is the cause which is not as apparent as the effect.

255 私は他の人々についての数多くの同様な体験事例を持っています。しかし時として現状の各自のエゴの心にその過去の体験やつながりを伝えることは難しいものです。それは各自の心が全ての内包者である自分自身の意識と融合しなければ為し得ないからです。これは確固たる事実と称する結果の分野に居住する大多数の人々にとっては容易なことではありません。しかし、それでも私達は個々の結果の背景にはその結果物のようには明らかとなっていない因なるものがあることを知っています。





【解説】

この分野の学習は通常の知識の蓄積と同様の手法ではうまく進みません。何分つかみ所の無い心や意識というものを研究の対象としているからです。特に自分が納得しない段階で先に読み進むことはお勧めできません。各章各節で本当は何が重要なのかを一日、少しずつ考えて行くことが望ましいと考えています。

特に過去生の話になると受け入れられる人も少ないのかも知れません。しかし、単純に証拠が無いからというだけで何事をも拒絶することは心が既に末期症状になっている証しなのです。私達は基本的にあらゆる可能性を察知するオープンマインドが要求されています。

もちろん、基本は現在を生きることであり、仮に過去生で業績があったとしても、それらは過去にそっと置いておくべきでしょう。問題は各自がそうした過去で学んだ事柄について何らの記憶が無く、現在の生活にそれを生かせないでいるということです。意識と融合することは、膨大な知識、技能、能力が各自に流れ込んで来ることを意味しますが、それと同時に、自分というものがどのような人生を送って来た者であるかを知り、自分本来の役割というものにも気付かせてくれるということです。


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