ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落253 [2008-03-31]

253 This is a common occurrence to millions of people when it comes to cosmic and ego identity. And is the reason why so few people are aware of their past lives. This shows that in the past as in the present there was a separation of the conscious real self and the personality or ego mind. For as we have stated before, consciousness is the only real eternal part of you. And it is in this consciousness that all activity is registered. Unless a man's mind blends with this consciousness he does lose his identity.

253 これは何百万人の人々にとって問題が宇宙的正体やエゴの正体になれば、一般的出来事となります。またそれは、如何にわずかの人々しか自分の過去生に気付いていないかの理由です。これは過去において今日と同様、意識の真実の自我と個性あるいはエゴの心とが分離していたことを示すものです。何故なら、以前にも述べたように、意識は貴方の唯一の真の永続する部分であるからです。そして全ての活動が登録されるのは、この意識の中になのです。人間の心がこの意識に融合しない限り、人間は自分の正体を失うのです。





【解説】

期せずして、前回(252)の解説で述べたことと同様な内容をアダムスキー氏はこの本文で述べています。

それほどに、私達は自分の過去生に対する記憶を保持していないのです。

先日の土曜日、久し振りに写真を撮りに近くの自然公園に出かけました。桜の花は盛りでしたが、まだ早春ということもあり、木々の芽吹きはこれからという状況。折からの暖かい日の光を受けた水辺のクレソンに茂みに一羽の白い蝶(スジグロシロチョウ)が盛んに舞っています。良く見ると若葉の一枚一枚に産卵しています。これから迎える本格的な春に卵から孵った幼虫達が食べ物に困らないよう、母親はクレソンの若葉のあちこちに少しずつ産卵しています。幼虫は春の終わりには羽化し、クレソンの花の咲く頃、その白い花の回りを若い蝶が群れるものと思われます。

もちろん、卵から孵った幼虫はその後、親から教えられることはありません。「自然」にどの葉が食べられ、どのような者が天敵かを察知し、自身に起る身体の変化を知っているのです。虫達がこのように何日何をすべきか等々、その小さな身体の何処で考え、記憶しているのか不思議です。気象条件も大きく変動する厳しい自然環境の中にあって、こうした優れた能力が無い限り、生き残れないことも事実ですが、その虫達の秘められた記憶力や感受力は人間を遥かに凌ぐものと思われます。まして一羽の蝶に比べれば、遥かに大きな可能性を有している人間には、更に大きな潜在能力があるに違いありませんし、その能力を開発しない、毎回の人生を無に帰してしまうことは創造主に対して申し訳ない限りと言うべきでしょう。


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