ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落236 [2008-02-29]

236 Upon his arrival home his ego received a surprise. For his father had a banquet prepared for his wandering son and welcomed him with open arms as though nothing had ever happened. For when an ego conquers itself-there is no greater victory and rewards for the efforts are unlimited. And the individual is endowed with all of the needs of life, wanting for nothing.

236 彼が家に着いてみると、彼のエゴは驚きを受けました。何故なら、彼の父親は放浪していた自分の息子の為に祝宴を用意しており、まるで何事も無かったかのように彼を両腕に抱いたからです。それはエゴが自分自身を乗り越えた時、それにまさる勝利は無く、それに至る諸々の努力への報いは限り無いものだからです。そして、各自は生活の必需物の全てを授けられ、何も不足することは無くなります。



【解説】

ここで本当に大事なのは、息子は父や家族の者達から、これまでの自分の諸行に対して叱責され非難されるのを覚悟の上で父の家に戻ったということです。息子は父の家に戻れば祝宴が待っているとは考えても見なかったところが重要です。私達は意識の意志に従う際に、単に「意識に従えば生活が楽になる」とか「苦痛が解消する」からという理由、言い換えれば損得や御利益が目的であるべきではありません。

本当の意味で創造主の元に回帰するには、自らの欠点や問題を率直に認め、それを改める為に父(意識)の力を借りる決心が重要であり、父はそうしたわが子の改心を心から喜んでいるのです。


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