ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落224 [2008-02-01]

224 The first group starts the fermentation. The second group makes a perfect blend of the chemicals extracted. The next group eliminates the gases that are produced during the fermentation. Finally the scavengers throw off the waste matter that is left. If this process functions naturally you will never know a sick day. But if the cells related to the mind interfere with the cells that are doing the work, by the mind becoming angry, we know what the uncomfortable results will be.

224 最初の集団は発酵を開始します。二番目は抽出された化学物質の完全な混合を造り上げます。次の集団は発酵の間に生成されたガスを排出します。そして最後は、掃除人達が残った廃棄物を捨て去るのです。もし、このプロセスが自然に機能するなら、あなたは決して具合の悪い日を経験することはないでしょう。しかし、もし心が怒ったりすることによって心に関係している細胞達がこの仕事をしている細胞達の邪魔をすれば、どのような不愉快な結果になるか私達には分かります。





【解説】

食物が飲み込まれた後、体内では各々の消化器官で必要な処理が行われます。消化器官からは必要な消化酵素が分泌され、混合されて所定の反応が進んだ後、必要な栄養分は吸収され、不要な部分は排泄物として体内から排除されねばなりません。これら一連の働きを著者は四つの細胞群が行っていると言っています。現在の段階ではどの部分が個々に該当するかはわかりませんが、これらの四つが食物の消化の基本的な段階だと言うことでしょう。

問題は、私達の心のとりわけ怒りがこれらの働きを妨げ、自分の肉体の不調の原因となっていることです。昔から「怒を敵と思え」という言葉が伝わっています。それ程にその強烈な心が発する感情は自身の肉体にとんでもない悪影響をもたらすということです。少々古いのですが、著名な精神科医の斎藤茂太氏の記事(2003年9月22日 日本経済新聞)の中に「一怒一老」という言葉がありました。現代のストレス社会の中ではうつ病が非常に増えているとのこと、不況も手伝って世の中が世知辛くなっていることが背景にあるとしています。こうした中で苛立つ人間が増えていることは毎日の通勤時によく見かける光景です。決してルーズで安直な道に進めということではありませんが、如何なる時代にあっても心の横暴を監視し、コントロールすることが必要だということです。


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