ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落196 [2007-12-19]

196 Scientists know of various kinds of gases that proceed into space. The word gas does not mean much but the component parts of which gases are made, does. For in these is the food that the three dimensional world must have in order to live. As an illustration we will use this manifestation that has been used elsewhere in the lessons. When we gaze into a clear blue sky we see nothing, yet under proper conditions a lightning bolt is created in that space, which is made of minerals well known on earth. This shows that the component parts of what we call gas has substance that can produce solids. This is not the only proof for we have others. Many meteorites have landed on earth in various sizes, and when examined they contained the minerals known on earth. I am sure that these meteorites have not been thrown off of the earth and then returned. For they have dropped on the moon and other planets, so they must have been made in space as the lightning bolt is. This tends to prove that all elements known on earth in a coarser form have had their origin in a refined state in space. And as stated before, space is an incubator of forms in which planets and all forms are born and have their being.

196 科学者達は宇宙に向かって進む様々な種類のガスについて知っています。ここでガスという言葉はあまり意味はなく、ガスを構成している成分が重要なのです。何故なら、これらの中に三次元世界が生きて行く上で必要な食物があるからです。実例としてこれまでこの講座の何処かで用いられて来た創造作用を示しましょう。私達が晴れ上がった青空を見詰めても何も見えませんが、ある適した条件のもとでは稲妻がその空間に形成されますし、その稲妻は地球でよく知られている鉱物群から造られています。このことは私達がガスと呼ぶ成分には固体を作り出すことができる物質があることを示しています。これは唯一の証拠ではありません、私達には他にも証拠があるからです。多くの隕石は様々な大きさで地上に着地しますが、調査するとそれらは地上で知られている鉱物を含んでいることが分かります。私はこれらの隕石が地球から投げられて再び戻って来たものではないことを確信しています。何故なら、それらは月や他の惑星にも落下していますし、それゆえ、それらは稲妻のように宇宙で造られたに違いないのです。このことは、地上で知られている粗い形態にある全ての元素は、宇宙空間に精化された起源を持っていたことを示すものと言えるでしょう。そして、先に述べたように、宇宙は惑星やすべての形有るものが生まれ、そして存在する孵卵器なのです。





【解説】

地平線に続く大空の先には宇宙空間が広がっていることは私達は知識として知っていますが、なかなか実感するに至ってはいません。しかし、この宇宙空間と私達の身の回りの空気、ガス状物質とは相互に交流が行われています。つまり、何処からが大気で何処からが宇宙という境は無く、連続的であるということです。その宇宙空間の海の中を私達の惑星、即ち私達は高速で移動している訳です。今までは、それだけの理解でしたが、本稿では宇宙空間の新たな側面を指摘しています。それは物質誕生の揺りかごとしての宇宙空間です。

本稿前段で地球から宇宙に放出されるガス成分分子についての記述があります。逆に言えば、各成分が宇宙空間へ向けて素材が供給されることを意味します。そして後段には隕石の話しから宇宙空間では物質が精化されることを述べています。そこで一例をご紹介しましょう。今でもあると思いますが、昔、東京上野の国立科学博物館で大きな隕石が展示されていました。隕石の内部はほとんど純粋の鉄の塊で、切断面からは丁度、雪の顕微鏡写真のように鉄が綺麗に結晶化しているのを見たことがあります。一体、どのような条件でこのような純化が起るのか分かりませんが、宇宙空間ではこのような様々な物質が精化されているのです。そういう意味では、地球から発せられた汚れた物質、様々な成分がごっちゃになったガス状物質が広大な揺りかごの中で再び純化され、次なる生物の誕生や惑星の創成に用いられることになります。これは、人体も同じこと。人生の最後に荼毘にふされた肉体はガスに形態を変化させ、再び、採用される時まで、宇宙空間に融合するということです。


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