ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落194 [2007-12-17]

194 So in order to unite that which is now divided in man, the mind must be willing to be taught by consciousness. And remember, consciousness is the soul of any form which makes life possible.

194 ですから人の中で分断されているものを統合する為に、心は喜んで意識によって教わるようにならなければなりません。そして覚えておいて欲しいのは、意識はあらゆる形あるものを生命たらしめている魂であることです。





【解説】

人の中には確かに、心とは別に四六時中活動している生命本体があり、その活動の恩恵を受けながら、人本体の行動を支配する心があることは、既に御承知のことです。このように私達は自身の王国の中に二つの要素を持つ訳ですが、通常、表に現れて人間の思考や行動を支配する心が人体そのものの意義や生命活動について何ら知ることなく、自我存続の為、ひたすら外部との関係に悩み、社会の動向に翻弄されています。

これらすべての問題は、人間世界だけの問題であり、他の王国では外見上、多少の争いはあるにせよ、圧倒的な調和が保たれています。また、そのお蔭で地球全体が辛うじて保持されているのです。

ここでは、人の中にあって、日々の人の抱く感情を支配する心が、もう一人の自分、即ち意識から物事を常に教わるよう、心を向け教えを請う姿勢が大切だと改めて述べています。仏教で言う”他力本願”の”他力”とはここでいう自分の中を貫く宇宙意識を意味していますし、”南無阿弥陀仏”や”南無妙法連華経”等の念仏やお題目も、これら意識を述べた真言(仏の言葉)に帰依し、日々精進しますと自ら宣言する行為に他なりません。


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