ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落193 [2007-12-14]

193 The three dimensional effects are the coarser part of its expression, like sound which is produced through a low state of friction or conflict among the elements. But consciousness in its fourth dimension does not produce sound as we know it. Its method of communication is through the feeling awareness given in the form of impressions.

193 三次元世界の結果物は丁度、粗いレベルの摩擦や各要素類の間における争いを通じて造り出される音のように表現の内でもより粗雑な部分でしかありません。しかし、意識は四次元世界にあって私達が知っている音を造り出すことはしません。その意思疎通の方法は印象の形態における感じによる気付きを通じて行われます。





【解説】

本節では、身の回りの四次元世界に気付く方法として、印象への感受性の重要性を述べています。

通常の日常生活では、私達は、文章を書くにしても基本的には「声」を発することによって自分の意志を表現しますし、相手の声を聞くことによってその意向を知ります。しかし、意識は声でなく、印象によってその創造物に話し掛けると言っているのです。印象は鈍感な者や他の対象に関心を取られている者にとっては、どのような重要な内容でも、意識が精一杯伝えようとしていても、気付かず通りすぎ、捨て置かれます。しかし、人を除く大自然に生きるありとあらゆる生物は、皆この意識の指導、印象を察知して日々の生活を送っているということです。

何故、本来、最高位の創造物である人間だけが、かくも混乱した生涯を送らなければならないのかは一大問題です。一方で、人間は人類発祥の時代から、自分の目、耳に聞こえる結果の世界についてたゆまぬ研究を続け、今日のような文明を発達させて来ました。その結果、人間にとっては大変住み良い世界システムが出来上がった訳です。しかし、その反面、今まで捨て置かれた課題、意識についての感受性向上については、これからの段階です。既存の宗教や哲学に頼ることなく、自分自身の心の動きを観察しながら、また、自然界の生き物達の動きを見つめながら、意識からの印象を受け入れやすくする体制づくりが必要になるということです。


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