ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落189 [2007-12-10]

189 Since the beginning of time man has schooled himself to want concrete facts which are three dimensional like himself. He left the fourth dimension to mysteries and theories. And only here and there an individual could see the relationship of all dimensions. And when he would express his analysis he usually had very few followers.

189 時のはじまり以来、人は自分と同じ三次元の具体的な事実を求めるよう自分自身をしつけて来ました。人は四次元を神秘や理論に置き去りにしてきました。また、そこここでわずかながら、すべての次元世界の関連性を見る事が出来た者がいました。それでも、その者が自らの分析結果を表現する時、彼にはいつもほんのわずかの追従者しかいませんでした。





【解説】

通常、何事によらず世間で求められるのは確実性です。まして不安定な世の中であり、今後、地球自体がどのような状況になるのか余談を許さない今日ではなおのことです。多くの人々はより確実なもの、更には利益を得るものを求めています。余談ですが、今日の日本の低金利時代の中で老後の不安に対して、安心確実な資金の運用が求められているのは御承知の通りです。

しかし、古来より言われ続けて来ている通り、この世の中、三次元世界に確実なものは何一つ無いことに私達は気付く必要があるようです。一見して硬い大地は大きなビルを支える程の安定性がありますが、それでも地層の断面を見てもわかるように、地下の大地は太古から変動を繰り返しています。言い換えれば、私達自身も含めて、結果の世界にあるものは変遷し、否応なく日々移り変わっているということでしょう。

従って、私達自身の生き方の土台をこのような結果の世界に置くということ、結果の世界に基盤を置くことは一見、安心のようで、実は不安定ということになるのです。三次元だけでなく、心の精神状態や心が感受する印象類等、四次元世界における心の状況を常に向上させることが、変わることのない原因の世界、宇宙意識に拠り所を構えることであり、安心安寧な人生を送る土台になるということでしょう。


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