ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落185 [2007-12-04]

185 Let us now place the mind in relationship to consciousness as an observer of conscious action. And for this the shore of the ocean can be used as an example. For as we gaze out over the vast stretches of water we know that there is untold life within its body. So let us become consciously aware of the activity that is taking place within its depths that the sense mind does not see. We should now become consciously aware through impressions of the many active forms and see those as small as a grain of sand searching the bottom of the ocean for food. And millions of kinds of form life from the bottom to the surface doing the same thing. Some never rise from the bottom to see the light near the surface, while others do.

185 それでは意識に関連して心を意識的活動の観察者の立場に置いてみましょう。そしてこの為には、例として大洋の岸辺を用いることが出来ます。何故なら、私達が水の広大な広がりの彼方を見つめる時、私達はその中に人知れぬ生命があることを知っているからです。ですから感覚の心が見ることのない海中深く起っている活動について意識的に気付くようになりましょう。私達は今や、多くの活動する形有るものの印象を通じて意識的に気付くよう、また大洋の底を食べ物を探している砂粒ほどの生き物を見るようにならなければなりません。しかも海底から水面まで何百万もの種類の生命が同様なことを行っています。あるものは決して水面近くの光を見る為に海底から浮かび上がることはありませんが、そうするのものもいます。





【解説】

目に見えないものに気付くことが大切だと言っても、やたらに神秘を造り出すことではありません。本文では海岸の波打ち際に座って、寄せ来る波の奥、遠く水平線の彼方まで続く海の中に生存している様々な生き物の活動を文字通り、意識せよと言っています。つまり、自らの知識として知っていることと実際の心の感覚を対比させ、如何に普通の心の感度が鈍いかを知ることが第一歩となります。

このように、少し考えれば、私達の身の回りには意識の活動、生命の活力を感じ取る上で、教材は無尽蔵に存在します。また、自然と対話した先人達も数多くいるようです。芹沢光治良は晩年、著書「神の微笑(ほほえみ)」で、また坂村真民もその著書の中で同様のことを伝えています。人間はその感性を高めるにつれ、このような自然界における生き生きした生命の諸活動から豊富な印象を受けることができるということです。


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