ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落184 [2007-12-03]

184 No form or mind can live independent of consciousness. For outside of it, if there were any, would be absolute nothingness. So it is up to man to strive to have his mind listen to the teacher, the parent of all creation.

184 如何なる形有るものも、また心も意識と独立して生きることは出来ません。何故なら、その外側というものがもしあったとしても、そこは、絶対的な無であろうだからです。ですから、自らの心をすべての創造物の教師、両親に耳を傾けさせようと努力することが人間の義務なのです。





【解説】

いつも問題の行き着く先は「意識」になってしまいます。しかし、本課の表題にあるように意識は全ての生命の知性であり力であるということになれば、宇宙にあまねく存在し、全体を包み込んでいる存在と言うことになります。その意識から細胞一つ一つに指示が出され、人を除き、生物はことごとくその教えに従って労苦を感じることなく生活を謳歌しているということです。

問題は、自由な意志を授けられた、元来最高位にある人間が、その生命の根源とでも言える意識を無視し、また自我(エゴ)こそが人体の主人公として来たことにあります。しかし、本文では私達自身を含めて全ては意識に含まれていると言っており、私達は意識を求めて何処かに出向く必要はないことがわかります。まさに、空気のような存在で、何時でも好きな時に、交流することができるのです。山川草木、あるいは大気や星々、あらゆる所に意識を見ること、風の音、小鳥のさえずりの中にも意識の囁きを聞き取ろうとする探究心、感受性を心に植え付けることが、その第一歩です。


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