ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落183 [2007-11-30]

183 Even some marine life strives to see the light above the water. And the liquid of water would not be if it were not for the essence of hydrogen and oxygen which are invisible. In this invisible state the prime of life cannot be seen with the sense of sight of the human mind. But it can be known to the mind through consciousness. For consciousness is the intelligence and power that is independent of the forms, yet it activates all forms when it acts through them. Consciousness knows no light or darkness as man classifies these frequencies. Nor does it know good or bad for these are classifications of the mind through misapplication of the law.

183 ある種の海洋生物でさえ水面上の光を見ようと努力します。また液体である水は目に見えない水素と酸素の基本化合物が無ければ存在しないでしょう。この目に見えない状態の中では生命の本源は人間の心の視覚では見ることは出来ません。しかし、意識を通じて心に知られることは可能です。何故なら意識は形有るものから独立している知性であり力であり、それを通じて働く全てのものを活性化するからです。意識は人がこれらの振動を分類するように光とか闇とかを区別することはありません。また、善悪も知ることはありません。これらは法則の誤用を通じた心の分類だからです。





【解説】

私達が立つこの世界も、惑星誕生時点の元はと言えば目に見えないガス状物質からなることは以前にも述べられて来ました。ここでは、海洋の生物についての例示をしています。多くの魚が光を求めて集まることは、夜のイカ釣り漁等で良く知られています。暗闇の中にあって光を求めるのは、より高次な存在への憧れなのかも知れません。また、魚の種によっては自身の住む世界を飛び出して、大気まで飛び出す勇気を持つものもいます。自らの暮らす世界を包む更に高次の世界を見たいとする冒険心と強い意志がその原動力です。

しかし、これらの魚達に比べて、私達が宇宙の意識を求める態度は実に貧弱であり、いいかげんなものと言えます。第一、”命を掛けて”ということはなく、一回試みて成果が出なかった場合、すぐに諦め、元の生活に戻る事例が大半ではないでしょうか。この魚達の一見、無謀と思える習性は、自らの身を守ろうとする自我の意見を捨て去って、ひたすらより高次な世界を希求する姿勢を示しています。


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