ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落181 [2007-11-28]

Consciousness, The Intelligence And Power Of All Life

181 We are actually living in an invisible sea of life. And as I have said before, we should school ourselves to become aware of the visible and invisible at the same time. For today we are only mentally aware of the visible forms with which we have contact. Yet all forms rise from the lowest upwards, looking so to speak into invisible space. And why should this be so? Does not all creation look to its creator as a child looks to the mother for guidance? And as space is the birthplace of all forms, they look to and live within the household of their birth.

意識、即ち全生命の知性と力

181 私達は実際には生命の目に見えない海の中で生きています。そして以前にも述べたように、私達は私達自身を目に見えるものと見えないものとを同時に気付くように訓練すべきなのです。何故なら今日、私達は私達が接する目に見える形あるもののみに気付いているからです。しかし、すべての形有るものは最下位から上部を目指して、言わば目に見えない宇宙に向けて昇っています。そして何故、このようなことが起るのでしょうか?全ての創造物は丁度、子供が母親に導きを求めるように、創造主を求めているのではないでしょうか。そして宇宙は全ての形有るものの生誕の地であり、それらの生まれた家庭を求めその中で生きていたいのです。





【解説】

本課から、いよいよ宇宙空間との関係など、本格的な内容に入ります。

私達の暮らす世界は宇宙に繋がっており、生命の本源である宇宙を皆が志向しているとしています。創造主はこの広大な宇宙のすべてを支配し、その内側にある創造物のすべてを養っていることから、如何に大きな存在であるかが理解できると思います。その創造主の具体的作用として存在するのが本講座の主眼である「意識」なのです。本文では創造物は皆、創造主を頼って生まれ故郷の宇宙を目指して、各々の進化の道を歩んでいるとしていますが、私には、それらは丁度、サケや鮎が生まれ故郷を目指して急峻な川を遡る光景が目に浮かびます。魚達にとっては決して容易な旅ではありません。途中には堰や障害物等、様々な困難がありますが、一度諦めれば水流に流されて落ちて行くだけですし、困難を乗り越えれば川の源泉にまで到達でき、生命の水の源を味わうことが出来るのです。しかし、このような困難で油断ならない旅も、魚達は、命を張ってはいても、皆楽しく、横道にそれることなく、堰を越えようと一生懸命、力の限りを尽くしています。一見して到底越えられないと懸念されるような堰も、何度となく飛ぶ内に越えられるものです。その努力の過程で幸運も作用する筈です。私達、人間もそれと同程度の意気込みを持って宇宙を目指し、目には見えない創造主の元を求めることができれば、各自の進歩は格段に加速することでしょう。


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