ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落171 [2007-11-13]

171 We all must admit that as mentalists we know little about what is going on in our bodies. But we do know that a certain kind of knowledge is operating through the body that knows what to do when the mind does not. So the mind has been accepting this on blind faith as an established fact. Yet it is the duty and privilege of the mind to learn all that takes place within the form if it is ever to have a peaceful existence. And thus fulfill the purpose for which it was created and eliminate the conditions brought on by confusion and fear caused by uncertainties. Then the mind would not repeat mistakes as it does today.

171 私達は皆、心至上主義者の私達は自分の身体で何が起っているのかほとんど知らないでいることを認めなければなりません。しかし、私達は心が知らなくても身体を通して何を為すべきかを知っているある種の知識が作用していることは分っているのです。ですから、心はこのことを確立された事実として盲目的信仰の上に受け入れて来たのです。しかし、心が平安な存在であり続けたいのであれば、形有るものの中で起っているすべてを心が学ぶことが心の義務でもあり、また特権でもあるのです。そしてこのようにすることが、その形有るものが創造された目的を成就させ、不安状態による混乱や恐怖によってもたらされた状態を取り除くことになるのです。そうなれば、心は今日のように誤りを繰り返すことはなくなるでしょう。





【解説】

自らの身体は、その主人であるべき自我(心)が、全く勝手がわからぬまま、忠実な部下である細胞達にその維持を任せ切りにして、自分は勝手な振る舞いをしていてよい筈がありません。先ずは分からないながらも部下の仕事振りをよく見て、学び取る姿勢が求められます。ましてそれらの奉仕活動を邪魔するようなことはあってはならないことです。

しかし、多くの場合、心はこの大切な人体の活動とは離れた世間のこと、社会の問題、人間関係等、人体以外の諸事に振り回されて、肝心のこれら肉体の日々の活動への関心は薄らいでいます。本来は最も身近な所に英知の宝庫を抱えているというのに、答えを外界に見つけだそうと心は不安定になっているということでしょう。

先ずは心を落ち着かせて、その感覚を深く静かに自分の身体の隅々にまで浸透させ、意識を心の中から解放させ、広げることです。その中で人体各部からのメッセージを受け取れるようになれれば、少なくとも身体のある部分の痛みや病変等の自然治癒には大いに役立つものと思います。


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