ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落160 [2007-10-23]

160 i.e. Scientists have recently discovered that the memory of life's experiences are recorded within each molecule within the cells of a form. And each form of man is made of trillions of cells. And each cell in turn is made of thousands of molecules which carry a memory pattern of past and present action and a pattern for future action. These molecules are grouped for service to the many parts of the body according to the function of the part but all are interrelated. They not only carry the memory of the progress that an individual form and mind has made, but also the progress of all matter from the lowest conceivable stage to the present. This could be called the foundation of form growth guided by the memory molecules known as consciousness. This gives us a clue how a consciously alerted person who has learned to submit his critical mind to the obedience of conscious impressions that are given steadily by the molecules, can receive much information.

160 即ち、科学者は生命における体験の記憶はその身体の細胞内に記録されることを最近発見しています。そして人体は何兆もの細胞からなっているのです。そして個々の細胞は過去と現在の行動や未来の行動に関する記憶パターンとを運ぶ何千もの分子から構成されています。これらの分子群は肉体の多くの部分の機能に応じて各部に奉仕するようグループ化されていますが、皆相互に関連しています。それらは個々の肉体や心が成した進歩の記憶だけでなく、認識できる最も低次な段階から今日にいたるまでの全ての物質の進歩をも運んでいます。これは一つの意識として知られる記憶分子達に導かれた形有るものの成長の土台と呼ばれるべきものです。これは意識的に警戒状態にある人がこれら分子達によって絶えず与えられている意識的印象に自身のきわどい心を解き放つことによって、如何に多くの情報を得られるかのカギとなっています。





【解説】

人間も含め全ての生物の細胞には記憶が残ると言っています。実際に各人の心が放った想念は身体の隅々にまで浸透し、良くも悪くも全身の細胞に影響を与えます。もちろん、明るく宇宙生命の流れに沿ったものであれば、各細胞は生気を取り戻し、生き生き活発な状態になりますが、一方で落胆や怒り等、マイナスの印象には各細胞はうなだれ、生気を失い不活発になるに相違ありません。

そのどちらが生き方として適切かは明らかであり、心は自らの存在の拠り所となる肉体の維持の上からもいち早く自らの意志を捨て、生命の流れに従う必要があります。更に細胞の記憶については、記憶する分子群について本文では言及しています。今日的には遺伝情報を司るDNA、RNAを指しているものです。もちろん、記憶は個人に属しますが、その内容は細胞から記憶分子、更には原子レベルにまで受け継がれるかも知れません。そういう意味では、邪悪な想念こそ最も警戒すべきもので、今日の社会で放任されている「具体的な実行を伴わないから」或いは「他の者に分からないから」という理由で、想念レベルを低下させることは、実は命取りになることに注意しなければなりません。毎日の各自の抱く想念、発する印象をより良いものにしてむしろ周囲の者に良い影響を及ぼすことを本分にしなければなりません。


第04課 段落159 [2007-10-22] <<  |  >> 第04課 段落161 [2007-10-24]