ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落159 [2007-10-22]

159 Yet even the human form has evolved because matter lends itself unto the Cosmic Will and keeps progressing. And the matter of which the human form is made has a certain influence upon the mind or ego. So the mind has progressed also to a small degree. Not because of its own will but because of the part that the body intelligence plays upon it.

159 しかもこの人体ですら、物質が自らを宇宙の意志に委ね、進歩を続けているが故に進歩して来ました。そして人体を構成する物質が心或いはエゴに幾分かの影響を与えています。その為、心もまた、わずかながら進歩してきました。心自身の意志の故でなく、肉体の知性が作用する部分の故にです。





【解説】

この人体もそれを構成する個々の細胞や分子原子は自らの意志を宇宙の意志に委ねて日々活動しているため、進化を遂げており、その影響は人体全体にも及んでいるとしています。日頃はその主人である心の右往左往によって多大な悪影響を蒙っている一方、各細胞や分子原子は本来の任務を確実に実行しています。私達のエゴの働きが鈍る睡眠中にしっかりと身体の各部を癒し復旧させてくれるありがたい存在です。

私達の心は容易に進歩の道を行くことはないのでしょうが、一方でこれらの細胞分子原子はひたすら進化を遂げているということでしょう。同じ人種であっても進化は確実に起っているようです。江戸時代の日本人と現代人を比較すると体型や顔つきも相当に異なるように思います。現代人は大柄になり、体型もスマートになっているように思われます。もちろん、食生活の豊かさも影響していることでしょう。また、人生50年の時代から80年、90年時代を迎えている今日、多少の問題はあっても昔の時代よりは生活はしやすく、精神的にも解放され、科学技術も進歩してより本来的に人生を楽しめる時代に向かって進んでいることも背景の一つにあるものと思われます。

一方、自然に目をやれば、花や虫達はこれら人間達の世界とは関わり無く、昔から美しく輝いており、それぞれ完璧な姿を私達に見せてくれています。このように細部に至まで、美しさを表せるのは、それらが絶えず宇宙意識に100%身を委ねていて、人間とは異なり、絶えず進化の道を歩んでいるという背景があります。


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