ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落157 [2007-10-18]

157 Do we not classify intelligence on a basis of an expression or manifestation? Isn't it true that we judge a man's intelligence by how well he expresses himself or how well he produces something or behaves? And if he does not come up to the standards of society he is called a moron. Doesn't this manifestation which appears to be more orderly in bringing forth results, baffle men representing intelligence? I would say that it does, and we will notice this more as we go on. It shows that there is an overall Cosmic Intelligence as well as Cosmic laws that governs all creation. And this intelligence does not need a form as it embodies itself in all forms for various purposes. And all manifestations through the gases and mineral kingdoms will themselves to this intelligence except man.

157 私達は知性を表現や創作を基礎に分類していないでしょうか。私達はその者が如何に上手に自らを表現するかとか、如何に上手に何かを造り上げるとか振舞うとかによって、その者の知性を査定しているということではないでしょうか。そしてもしその者が社会の標準に達していない場合、その者はまぬけと呼ばれます。そういう意味では、はるかに整然と結果をもたらしているように見えるこの創造作用は知性を代表する人間を当惑させてはいないでしょうか。私はそうだと思いますし、私達は先に進むにつれてそのことに気付くことになることでしょう。全ての創造物を支配する宇宙の法則とともに総体的な宇宙の知性が存在するのです。そしてこの知性は様々な目的の万物の中に自らを体現している為、ひとつの形を持つ必要はありません。そして気体や鉱物の王国をの中のすべての創造物は、人間を除いてこの知性に自らを委ねているのです。





【解説】

般若心経に「色不異空 空不異色」という一節があります。解説によれば、色(物質や肉体)は空(固定した性質がなく実体のないもの)に異ならず、空は色に異ならずとあります。一見して空(空っぽの空間)と見える場所が万物の故郷であり、所詮はそこに戻って行くということだと考えます。本稿でこれまで述べられて来たガス状物質の世界は、実に般若心経に言う「空」を指しているように思われてなりません。「空」を空しいものと捉えるのではなく、空間こそあらゆる要素(元素)が充満しているという明るく、積極的な意味を持つことがアダムスキー哲学の優れたところです。目には何も無いように見える空間が、ただのスペースではなく、そこにはおびただしい数の創造の時を待ち望んでいる様々な元素が満ちているということです。


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