ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落151 [2007-10-04]

151 We know that wherever there is activity from any source, energy is the result. We classify this energy as friction, static electricity, or kinetic. And it can be seen when clouds are forming and moving at a good rate of speed and take on what we call static electricity. And when they have a full charge they discharge this force in the form of lightning. If there are two or more clouds discharging towards each other and cross lines of force like two electric wires, at the point of crossing they produce a flash and an explosion. And at this point a lightning bolt may be created. This bolt contains most of the minerals known on earth. Prior to the discharging of the clouds there was apparently nothing but empty space between them, yet there must have been something there at the point of crossing to, create a lightning bolt. The necessary elements were there and only needed the proper conditions to solidify them into the form we call a lightning bolt.

151 私達は如何なる源泉からにせよ、活動がある所には、エネルギーが結果として生まれます。私達はこのエネルギーを摩擦や静電気、あるいは運動エネルギーに分類します。そして雲が形成され高速度で移動していわゆる静電気を取り込んでいる時、それを目で見ることができます。そして満杯まで充電されると、それらは電光の形でこの力を放出するのです。もし二つ以上の雲が互いに放電しあい、2本の電線のように力線を交叉させている場合、交叉する点において、それらは電光と爆発を生じさせます。そしてこの時点で稲妻が造り出されるでしょう。この稲妻は地球上で知られているほとんどの鉱物を含んでいます。雲からの放電の以前にはそれら(雲)の間には見掛け上からっぽの空間があるだけでしたが、それでも交叉する時点で稲妻を造り出す何かがあった筈です。必要な要素はそこにあり、稲妻と呼ぶ形態にそれらを固化する為の適当な条件だけが必要だったのです。





【解説】

目に見えないガス状態が万物の元になっていることは、これまで説明されました。本文では、私達の日常生活の中で見る事ができる自然現象の中で起る類似事例として稲妻について解説しています。

夏の夕方、午後から立ちのぼった入道雲はやがて空を黒く覆い、稲妻や雷が飛び交い、やがて大粒の雨がひとしきり降り注ぎます。実はこの一連の動きの中に万物の創造の仕組みが現れていると言っているのです。

即ち、大気の急速な動きは雲を生み出し、静電気を蓄え、それらが放電する際に猛烈な爆発が生じますが、これにはあらゆる鉱物元素が関わっている(生み出している)としています。これらの事は現代科学では、未だ解明されていない分野ですが、自然界における静電気の力はUFO動力とも深い関係がある等、まだまだ未知な分野です。

一方、ここで述べられていることを別な見方をすれば、こうなります。つまり自然界においては本来、Aという状態からBという状態に移ることは可能であったとしても、通常の状況ではその反応は起りません。両者の間にはある種の壁があって、だらだらと反応させることは許していません。しかし、その壁は各自の活動(努力)の積み重ねによって一定以上のエネルギーを貯えると、その後は一挙に壁は越えられ、本来の反応が爆発的に起ります。日頃の努力の積み重ねが大事と言われる所以は、こういう所に表わされているように思うのです。


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