ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落150 [2007-10-03]

150 All of the particles of dust are made up of various gases which are capable of producing minerals as well as germs or seeds. And these can produce other forms once the proper conditions prevail. From the first kingdom to the present, activity continues in varing degrees that produces the changes.

150 塵の全ての粒子は様々なガス状物質から成り立っており、そのガス状物質は鉱物や胚や種子等を造り出す可能性を持っています。そしてこれらはひとたび適当な条件が広がれば、他の形有るものをも造り出すことができます。この最初の王国から今日まで、変化を造り出す活動が様々な度合に続いているのです。





【解説】

ここでは全ての塵(固体)は元々はガス状の物質から成り立っていると言っています。

原始の宇宙において、出発はこのようなガス状物質から始まり、また終局においてもまた、新星爆発に見られるようにガス状に帰って行くことは知られています。しかし、著者は現実の固体物質そのものの由来は皆、気体状の物質であると言っているのです。通常、私達の概念では、例えば硬い物の代表として鉄やダイヤモンドを挙げて、どうしてそれらの源が気体なのかと疑問を呈するかも知れません。しかし、良く考えれば、鉄の場合には溶鉱炉では完全な液体になりますし、温度や圧力条件を変えれば、鉄も気化するものと思われます。また、ダイヤモンドについても元は炭素であり、真空状態にすれば気化しますし、逆に何かの表面に蒸着させることも可能です。

これら出発点である気体の王国から、あらゆる物が形成されるという点では、(目に見えないという意味で)「無から有を生じている」と言うことが出来ます。また、私達の周囲にそのような成分が多数存在するとすれば、それらは私達の放つ想念にも大きな影響を受けるでしょうし、やがてはそれらの影響が現実の事物として表面化せざるを得ないことになります。


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