ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落148 [2007-10-01]

148 But should the cloud get heavier by continued slowing up of its action the atmosphere will begin to feel moist for now the gases are coming into a liquid state and moisture will start dropping to earth, which is the second kingdom in action.

148 しかし、雲がその活動を減じ続けることよって濃密になって行けば、大気は湿気を感じるようになるでしょう。何故なら今や、ガス類は液体状態になりつつ有り、水分はやがて地上に落下しはじめることでしょう。それは活動する第二の王国のはじまりなのです。





【解説】

普段、目にする現象に対して私達はそれを当たり前のこととして、日常生活を送っており、特段気にとめることもありません。本文に出て来る雨等は長年見慣れたものであり、むしろその結果、旅行の予定が取り止めになる等、私達の生活が影響を蒙ったことの方が大きな関心事にたっています。

しかし、例えば降雨の中を離陸する飛行機に乗ると、最初は雨粒の中を機体は上昇するのですが、その後まもなく、雲の層を突き抜け、眼下に白い雲海を見下ろしながら、眩しく輝く青空が広がっていることがわかります。

地上ではどんより曇った雨の一日にはなっていますが、その作用をもたらしているのは、大気圏の内のごく薄い部分の働きなのです。実に私達は身の回りの環境に大きな影響を受けていることが分かりますし、現実に起っている様々な現象について正しい知識を持つことが大事です。

さてこの雨もまた地上の生物に必要不可欠なものであることは言う間でも有りません。夏の水不足は農業にとっても深刻な問題です。その恵みの雨は本文のように大気中に存在する水蒸気成分が凝縮した結果、雨粒に成長して地上に落下します。その過程はいわゆる自然における水の循環と呼ばれるように、地上の汚れた水が一度、蒸発して水蒸気として大気に融合した後、再び雨粒に凝縮して地上に慈雨として振り注ぐ、ある意味では生まれ変わりを示すもの、絶え間ない自然の営み、循環の生きた見本ということです。


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