ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落139 [2007-09-18]

139 It is man' s duty as the highest expression of intelligence to understand all of life's phases in relation to himself.

139 英知の最高位の表現物として自分自身との関連におけるあらゆる生命の側面を理解することは人間の義務です。





【解説】

人間は先ずは自分の真の価値と役割、責任について自覚することが必要です。事実上、一つの惑星を支配している人間(地球人)はそこに存在する全ての生き物の行く末に責任があります。かつて、そして現代でも、核実験と称する破壊技術の試し打ちを、この惑星に対して人間は行って来ました。まさに自分自身の身体に対する破壊行為です。有害な放射性物質をまき散らし、一時期は地球破滅の危機までに至ったこともあるのです。1952年11月20日、デザートセンターでアダムスキーがオーソンと会見した当時、世界各地で原爆実験が行われる等、まさに他惑星の介入が必要な時代であったと言えるでしょう。

一方、今日では、また別のタイプの破壊活動が行われています。古来の宗教、民族対立を煽った無差別テロとそれに対峙する既存組織との戦いです。しかし、元来、宗教の目指す目的は神、創造主との調和である筈で、各人の存在に創造主を見い出すことが求められており、憎しみは問題解決とは逆行することは言う間でも有りません。

このように人間世界は荒んだ状況なのですが、一歩その人間界を離れ、他の創造物(自然)の王国を見る時、私達はその整然として調和ある動きに感動します。例えば季節の微妙で確かな変化をとって見ても、多くの生物が皆、協調して変化して行く様は目覚ましいものがあります。よく写真撮影に出かける近くの自然公園で起っている季節変化は実に見事です。最近はパソコンで膨大な写真類を簡単に整理することが出来るようになりました。1年間の間に撮影した写真を改めてパソコンで見ると自然の中の四季の変化、出現する野草や昆虫達の辿る1年の歩みが良く分かります。実に自然の生き物は人間以上に短いながら充実した一生を送っていることに気付きます。これら惑星上の生物、更には気体から液体、固体に至る様々な側面の物質の知られざる変遷や諸活動を知ることによって得られる私達の概念の深まりこそ、貴重なものと言えるでしょう。


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