ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落128 [2007-08-23]

128 All nature is expressing intelligence in varying degrees, for there is not a form, even a grain of sand, that does not express the purpose for which it was created, even better than man. A blade of grass as a tender shoot will come through the hard crust of the earth as it uses the power of the cosmos and obeys the intelligence that directs it. Yet man finds it difficult to penetrate a hard surface.

128 全て自然は様々な程度に知性を表現しています。何故なら形有るものはどれ一つとして、砂粒一つでさえ、人間以上にそれが創造された目的をより良く表現していないということは無いからです。一枚の草の葉は、柔らかな若葉の時、地面の硬い塊を貫いて現れますが、それは宇宙のパワーを用い、それを導く知性に従っているのです。しかも人間には硬い地表を貫くなどということは困難であることが分かります。





【解説】

”英知を表現(Express)している”ということについては、度々述べられて来ています。しかし、ここで注意したいのは、著者が強調しているのは、結果物である生き物の最終形を見よと言っているのではないことです。「表現」という意味の中には無からその造形物に至るまでその個体がどのような創造の過程を経て今日に至ったかというプロセスを見よとしており、結果としての現状の造形美のみを意味しているのではないということです。これら造形物の成り立ち過程がどれほど素晴らしい内容であったかを知覚することが大事ということです。

更に進めるなら、私達が英知の表現者になるということは、私達が英知の助力や指導を受け入れて、これまで試されたこと、実現したことのない事柄を世にもたらすことや、白いカンバスに崇高な絵画を描く等、創造的な仕事をすることでもあります。自然界における多様な生物種と同様に、各人の持つ才能や経験は異なる訳で、各自各々の表現が行われる中で、この惑星社会も豊かになると言えるでしょう。


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