ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落107 [2007-07-19]

107 You may say here, it is a mess. Yet it is the product of the exalted ego or human mind. For it no longer allows itself to be guided by the consciousness or creator.

107 ここであなたは、それをめちゃくちゃだと言うかも知れません。しかし、それは増長したエゴ、即ち人間の心の造り上げた所産です。何故なら、エゴはそれ自身を意識あるいは創造主によって導かれるものとはしていないからです。





【解説】

あらゆる物事に原因がある訳で、この混乱した世の中も、所詮人間のエゴが造り出してしまったものです。人間の増長した自我(エゴ)は創造主の導きの手から離れてしまい、その結果、何十世紀もの間、形を変えながらも流れ着いた先が現代ということでしょう。

しかし、その問題の原因は明確だとしています。エゴが創造主の指導に耳を傾けなくなったことに原因があると明言されています。実は、これと同様の指摘は多くの哲学者、宗教者が異口同音に訴えていることなのです。Wayne Dyer(ウェイン・ダイヤー)も「貴方の持つただ一つの問題は、ご自身の源から離れてしまっている」ことだとも言っています。本来、最も身近な存在であるべき自分の中の宇宙的な存在、常に進むべき道を示して下さる導き手を受け入れないなどというもったいないことを私達は日常行っています。唯一、自我のプライドが捨てられない為や不安を払拭できない為に踏み込めないでいるのです。

聖書では息子が放蕩の限りを尽くし疲れきって家に戻って見ると、両親は暖かく迎い入れてくれたとしています。各自が自我を自ら訓練し、日常生活を通じてより誠実に創造主に向き合うようにすることで、自我の増長を戒め、本来の道を進むことができることでしょう。その先には両親である創造主が暖かく迎えてくれる筈です。


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