ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落101 [2007-07-10]

101 And the ego must learn how to apply the impressions that come from the guidance of the THY WILL which is the conscious will, instead of the will of the mind. If a harmonious life is to be enjoyed, the will of the mind must submit its will to the will of consciousness, then the THY WILL is done. The difference between the two is - the conscious or THY WILL does not force itself. It is kind and mellow in its expression, while the ego will is aggressive, domineering and self-centered. Conscious will knows no fear - the ego will fears all through life and makes many mistakes.

101 そしてエゴは心の意志に代わって意識の意志である「汝の意志」の導きから来る印象をどのようにして応用するかを学ばねばなりません。もし、調和ある生活を謳歌するなら、心の意志は意識の意志にその意志を委ねなければなりませんし、そうすれば汝の意志が行われるでしょう。これら2つの違いは意識あるいは汝の意志はそれ自身を強制しないことにあります。その表現はやさしく、豊潤ですが、一方、エゴの意志は攻撃的で横暴、自己中心的です。意識は恐怖を知りませんが、エゴはその生涯を通じて恐れており、多くの過ちをおかすのです。





【解説】

まず、ここで述べられている印象の応用について考えて見ます。自分の心が発するにせよ、意識に起源を置くものにせよ、私達が「印象を応用する」とはどのようなことを言うのでしょうか。端的に印象を、「思い付き」や「アイデア」「ヒラメキ」というように表現すれば、応用するとはその「アイデア・ヒラメキに従って行動する」「そのアイデアに基づいて何らかの作業や過程を経て発展させる」あるいは「それに基づいて何らかの方向に向かって行動する」等の行為を行うことを意味しています。もちろん、その印象が正しい、誤りのないものであれば、良い結果を得ますし、単なる心の欲望、恐怖心から来るものであれば、結果は望んだものとはならない筈です。

そこで問題なのは如何にして心に浮かぶ印象が何処に起源を持つものかを識別するかにあります。極端に警戒して心を閉ざすことはかえって逆効果。どうせ自分の心から来る想念はロクなものではありません。むしろ心を広げて様々な自然の要素に関心を広げ、印象を数多く取り入れることの方が良さそうに思います。

私達のささやかな日常生活の中にも天気の変化や季節の移り変わりがありますし、注意して見ると様々な動植物の世界も身の回りにあります。この限られた空間の中にも立派な宇宙がある訳で、それらを観察することによっても宇宙から来る印象、意識からのメッセージを心に取り入れることが出来ます。画家、熊谷守一(1880〜1977)は30年もの間、自宅から出ることなく15坪程の庭の動植物を観察して数多くの素晴らしい作品を残しました。どのような環境に暮らそうと、私達は皆、宇宙そして創造主に包まれた中に生きていると言うことです。


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