ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落099 [2007-07-06]

099 Man's mind could be compared to a detector tube in the T.V. set which cannot function until the power is turned on. And consciousness is the power and intelligence that motivates the mind through the process of the breath of life. And without this breath which we call air, nothing could live. Not even a grain of sand, for everything depends upon it. As it manifests through the various forms it brings forth a complete melody, expressing life in its fullness.

099 人間の心は電力が投入されない限り、機能できないテレビの検波管に例えられることが出来るでしょう。そして意識は生命の呼吸という過程を通じてその心を活性化する力であり知性です。そして私達が空気と呼ぶこの呼吸が無ければ、何物も生きることは出来ません。一粒の砂でさえもです。何故ならあらゆるものがそれに依存しているからです。そしてそれが様々な形あるものを通じて姿を現している為、それは生命を豊かに表現する一つの完璧なメロディをもたらしています。





【解説】

前節で私達は創造主の意志を実世界に表現する役割を持っていると述べました。ここでは私達の心はラジオやテレビの中の部品の内、取り入れた電波から音声や映像を必要な信号として取り出す検波管に例えています。私達の心の中を創造主からの印象が通過する時、私達の心(検波管)はそこから自分達に分かる波動成分を取り出し、表現していると言っているのです。

また、その基となるのは、人間の呼吸であるとしています。正確なことは分かりませんが、通常の呼吸という動作の中に私達の心を活発にする何らかの重要な作用があるものと思われます。ちなみにヨガでは呼吸を重要視しておりますし、呼吸法を通じて身体の柔軟性を高め、姿勢の矯正を通じて身体及び精神の総合調整を行いますが、これも根本的には呼吸法という手段を通じて、心の訓練を行おうとしているものと思われます。全てのものが、文字どおり同じ大気を呼吸しており、その呼吸の中に創造主からのメッセージを吸込み、発現する要素が係っていることは、実に良く考えられた素晴らしい仕組みではないでしょうか。


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