ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落098 [2007-07-05]

098 So it is with man. For he has all the potentials of expression built in, as it were. And he must inhale and exhale the breath of life to be of service. Should he cease breathing he would become a stilled instrument without any motion. Yet to inhale and not exhale the continuous state of life expression would cease. THE BREATH OF LIFE must pass through the form continuously for it to be active. It is comparable to the ether waves that feed the television set. Notice that the breath of life and the ether waves are everywhere and know no barriers, but they need an instrument to express through.

098 それは人間にも当てはまります。何故なら、人は内部に言わば全ての表現力が組み込まれているからです。そして人は役立つ為には、生命の呼吸を吸込み、吐き出さねばなりません。人がもし呼吸を止めたとしたら、何らの行動もしない静止した装置になってしまうでしょう。また、吸込むだけで吐き出さなければ、生命の継続状態は止まってしまうでしょう。「生命の呼吸」は形有ある物が活動的である為には絶えず体内を通っていなければなりません。それはテレビを養っているエーテル波に例えることができます。注意して欲しいことは、生命の呼吸もエーテル波も何処にでも存在し、それを妨げるものは無いのですが、それらは表現される為には道具が必要なのです。





【解説】

本稿では更に人体とテレビの関連性を解説しています。著者アダムスキーは呼吸の重要性について様々な箇所で言及しています。ここでも同様に、人間は生命の呼吸を続けることが必要だと言っています。具体的にはどのような事を示唆しているのでしょうか。原文"Inhale"は息を吸込むことで、これは様々な印象や教えを自分自身に取り込むこと、場合によっては資料収集も該当するでしょう。

一方、"Exhale"(息を吐き出す)とはどのようなことを指すのでしょうか。昔、習ったラジオの原理はアンテナを通じて電波が受信器は取り込んだ電波を装置内に通すことを行っています。これは人間の場合に当てはめれば、宇宙に行き交っている生命力という電波を人体に取り入れ、通過させることによって、体内の某かの装置を活用して、そのメッセージ内容を体現するということになるでしょう。

この場合、むしろ難しいのは"Exhale"側のことで、とかく人間はアンテナを張ることには熱心なのですが、取り入れることが出来た情報やアイデアについては自分自身の中に留めがちです。しかし、それらのいわゆる所有欲に捕われず、得た有益なメッセージを放出し社会に還元することによって、更にますます情報の流れが加速するようになるのです。創造主の意志発現の道具に徹することが、本来、求められる人間の在り方なのです。


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