ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落097 [2007-07-04]

097 We can use the television set again, as a good example. The set in itself has no power or intelligence. But there are instruments in it equivalent to the brain or mind of man which cannot act until the power is turned on. When this is done, intelligent expression follows. Let us say that the intelligence is inhaled into the set through the ether or radio waves which carry the message. And as they come into the set the expression takes place, and not only the message comes through, but the individuals are shown as a living image on the screen. As I understand it, there are 80 different frequency channels in this nation over which programs are carried. Each channel is separated from all the others, yet some are so close that they encroach upon another. This calls for a very fine instrument to keep them separated. All channels use the same power and the same law, but there are sets that can only pick up a few channels. Yet all must depend upon the power and the ether waves to be of service. And they must inhale and exhale the waves to have the continuence of the program.

097 テレビ受像機を再び好例として述べましょう。テレビ自体には電力も知性もありません。しかしその中には電力が入れられない限り行動出来ない人間の脳や心に相当する装置があります。それが為されると、知性的な表現が続いて起るのです。メッセージを運ぶエーテルもしくは電波を通じて知性がその受像機に吸込まれると言うことにしましょう。そしてそれらが受像機に入るや、表現が起りますし、スクリーンに個人が生きているイメージで映し出されます。私の知る限り国内には番組を放送している80の異なる周波数チャンネルがあります。各々のチャンネルは他と分離されています。この為、それらを分離し続けるにはとても繊細な装置が必要になります。全てのチャンネルは同一の電力と同一の法則を用いていますが、中には数チャンネルしか受信できないテレビもあります。しかし、全ては機能を発揮する為電力とエーテル波に依存しているのです。そしてそれらは番組を継続する為にはこれらの波を吸込み、吐き出す必要があります。





【解説】

本稿では人間をテレビに例えています。前回、学んだように、私達は意識を通じて生命力と知性の両方を創造主から授けられています。テレビを機能させるに必要な電力を送っている発電所も、電波によって番組を放送している放送局もテレビとは遠く離れていますが、同じ創造主が送り手なのです。電力と電波の二つとも目に見えませんが、この二つがテレビを機能させていることに違いはありません。

この例えを進めて行くと、私達(テレビ)は創造主(放送局)からのメッセージを再現し、地上世界で表現することで本来、大きな役目を担っていると言えるでしょう。その為には、確かな電波の発信源にアンテナを向けて送られてくる精緻は信号を注意深く検波し、メッセージとして再現する機能を果たすことが必要です。もちろん、テレビ自体も性能を向上させなければなりません。同じ番組を映す場合でもテレビ受像機の性能によって見る者に与える影響は大きく異なります。一人一人の表現能力を磨き、ブラウン管からプラズマ、液晶テレビ等々、受像機(各人)も進化させなければなりません。しかし一方では、テレビはあくまで道具であり、電力と放送電波がその活動の源泉であることを自ら認める必要があります。


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