ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落079 [2007-06-08]

079 The mother has been used as an example, but people daily ignore impressions that are given to the mind by the consciousness and cause many imperfect acts that could have been avoided. All because the mind has been exalted through the ages and has given no thought to its parent - the consciousness. It supports itself by past acts and repeats history instead of going forward. There is some improvement historically, but actions are still founded on the past, like the destruction of men in war, instead of evolving above the past. The mind has an opportunity to bring newness each day by following the guidance of consciousness.

079 母親の件は一つの例として用いられましたが、人々は日常的に意識から与えられた印象を無視しており、避けることができた多くの不完全な行為を起しています。全ては心が長い時代を通じて誉められ、その両親である意識には何らの配慮も与えて来なかったことに原因があります。心は過去の行動によって自身の拠り所とし、前進する代わりに歴史を繰り返しています。いくつかの進歩も歴史的にはありますが、戦争における人間の破壊のように過去を超えて進化することの代わりに、行為は依然として過去に基礎を置いています。しかし、心は意識の指導に従うことによって、日々新鮮さをもたらす可能性を有しています。





【解説】

実は意識による無言の指示(導き)は母親のケース以外にも、誰もが日常的に受けているとしています。私達の心は自らの経験や過去の実績を拠り所としています。その為、未知な領域に冒険するようなことは好みません。また、心が印象を感受できたとしても、それに従わず、自己の経験を護持して行動せず、折角のチャンスを見送ってしまうことも多々ある筈です。

母親に母体の胎児の生育に必要な栄養素を摂るよう促すのと同様に、実は私達一人一人が日々新しい暮らしに一歩を踏み出せるよう意識は一人一人に合った導きを伝えようとしているのです。その導きに従って、ご自身の新たな世界を切り開くか、無視して旧態依然の生活を続けるかは本人次第ということになるでしょう。しかし、私達の内部には、このように私達を見捨てない導き手が常にいらっしゃることを理解するだけでも、心安らぐのは確かです。


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