ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落069 [2007-05-23]

069 The King turned to the blacksmith and asked him by what right he seated himself there. With this the blacksmith arose and questioned the other workmen by saying, "who fashioned your trowel and your compass" ? They replied "you did". Then he said, "could you have built this Temple without these ?" Their answer was "no." Then he said, "the honor belongs to me."

069 ソロモン王はその鍛冶屋に何の権利によってそこに座っているのかと訪ねました。すると、鍛冶屋は立ち上がり、他の者たちにこう訪ねたのです、「誰があなた方のコテやコンパスをこしらえたのか?」。彼らは答えた。「お前だ」。すると彼は言った。「あなた方はこれら無しにこの寺院を建てることができただろうか?」。彼らは答えた。「いいえ」。すると彼は言った。「それでは、その栄誉は私のものだ」。





【解説】

仕事であれ何であれ、自ら一人で出来るものはありません。そこには陰になり日なたになり、様々な人間が関係していることに私達は気付く必要があります。とかく私達は成果は自分の努力や精進の結果だとしてしまいがちですが、実際にはそれを支えていた様々な事物や人物の恩恵を受けているのです。

そのように物事の背景に気付こうと心を仕向けることは、やがて因、目に見えない存在への関心を高めることとなり、見えないものへの感受性が増すことに繋がります。

私達が学ばなければならないのは、万物相互の関連性であるとされています。実に個々人の毎日の想念が惑星全体の行く末や気候状況と相互に結びついているように思います。そういう意味から、私達一人一人の毎日の祈りによって、地球の安寧にいささかなりとも、貢献できるということは素晴らしいことです。


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