ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落059 [2007-05-11]

059 In later contacts when I was given the privilege of asking questions, I did. But in each case I had to wait for that privilege to not interfere with what was being given. Many things did not fit into my way of life at the time but I was patient and trusted the ones who were giving me the knowledge. At first it was like a puzzle but at the end when all parts were put together the picture was clear. Had I been impatient and interrupted the individuals who were giving me the information I would have lost the precious jewels and had nothing but confusion. As I became as a child to the instructor, I was given many privileges and I am now living in the Cosmic Kingdom instead of the world that l did before.

059 その後の会見で私が質問の特権を与えられた時、私は質問しました。しかし、どの場合でも私は与えられている事柄を邪魔しないようその特権を待たなくてはなりませんでした。多くのことが当時の私の生活の仕方に合いませんでしたが、私は忍耐強くまた、その知識を授けてくれる人々を信頼しました。最初、それはパズルのようでしたが、ついに全ての部品が繋ぎあわされた時、その絵は明確なものでした。もし、私がせっかちで、その情報を授けてくれる個個人を遮ってしまったら、私は貴重な宝石を失い、また混乱以外何物も得なかったことでしょう。私は教師に対して子供のようになることで、私は多くの恩典を与えられ、今や私はそれまでの世界に代わって宇宙的王国に住んでいます。





【解説】

ここでは心を取扱う上での難しさについて述べており、一つ一つの基本的な側面を十分理解することを積み重ねることによって、大成することを示唆しています。逆に言えば、私達の心は常に自分の興味あることのみに注目し、結果を急ぎたがります。しかし、ポイントとなる要素を私達自身がマスターしなければ、容易に脇道に外れ、不完全な結果に陥りやすいということでしょう。

特にこの「生命の科学」等の言わば太古から地球で培ってしまった旧弊の精神システムを捨てて本来の源流に一大転換する新しい生き方を始める以上、それを成し遂げるには絶大な忍耐と努力が必要だということでしょう。

最近、一般の多くの場面で「意識改革」とか「パラダイムシフト」とかが、叫ばれています。しかし、これら既存概念の転換は単に頭で理屈が分っただけでは達成できません。問題は刻々の私達の心の姿勢であり、私達の心を落ち着かせ、自らが真に理解したことを実践しながら、着実に前進する中である日、全体の姿が見える(悟り)ようになるのです。そういう意味では、本講座を真面目に、ある意味、愚直に取組めば、「以前より勘が働くようになった」とか、「物事がスムーズに行くようになった」等の成果の断片も出てくる筈です。私達は、それらの細かな成果に満足し、進歩を止めることなく、更に大いなる世界に生きるべく、暖かくも厳しい目で毎日の心の訓練を続けるべきなのです。


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