ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落057 [2007-05-09]

057 A child in a classroom is a good example. A good student follows the instructions of the teacher without having any opinions of his own during the time that the lessons are being given. After this he tests the information given to see if it is correct and where it fits into his own life. While another student will speculate on what a teacher is going to say, thereby he is ahead of what is being said. And he misses important points and has no clear knowledge of the subject. The first student profits from the instructions. The second one does not. In the case of the attentive student he humbled his mind to listen, but the second one became aggressive and lost the valuable points.

057 教室にいる子供が良い例です。良い生徒は教科が教えられている間は如何なる自分の意見を持つことなく、教師の教えに従います。その後、生徒はその与えられた情報が正しいか、そして自分の生活の何処に当てはまるかを知る為、確かめます。一方、もう一人の生徒は先生が何を話そうとしているかについて思いを巡らし、話されていることの先に行っています。彼は重要な要点を見逃し、本題に関する明瞭な知識を得ることがありません。最初の生徒は教えから利益を得ましたが、次ぎの生徒は得られません。傾聴した生徒の場合は、自分の心を謙虚にして聞こうとしたのですが、次ぎの生徒は攻撃的になり、価値ある要点を失ったのです。





【解説】

学ぶ際の基本姿勢について述べています。

学校の例で言えば、生徒は先生の教え伝えることをまずは受け入れる姿勢が重要です。全く新しい分野や概念は容易には飲み込めません。とにかく先生の言わんとすることに耳を傾け、少しのヒントも逃さず自分のものとする姿勢が求められます。その為には、先生は生徒に全面的な信頼を寄せられていることが必要です。まして、哲学や宗教の分野ではなおのこと教師への信頼が大切です。しかし、問題は教師側にもあることが多いのです。日本には古くからの神道や仏教寺院など、膨大な宗教組織があり、加えて巷には数多くの宗教団体が存在しています。その中には一部の真理は教えてくれるものの、結果的には集まった信者を食い物にしたり、誤った教義に引き込んでいる場合も多いと思われます。

決して断定する気はありませんが、宗教組織は当初、創始者(開祖)の時代は当時の社会のニーズ、当時の庶民の置かれた状況に救いをもたらす優れた業績を成し遂げますが、その後は膨れた組織体を維持発展させる為の集金組織に変貌する事例が多いのではないでしょうか。

そういう意味からも私達は、既存の宗教組織に接する際には、慎重であらねばなりません。

一方、この「生命の科学」シリーズは、この惑星上で使い古された宗教をひも解くまでもなく、新規に宇宙兄弟(Space Brothers)から直接、アダムスキーの最晩年にもたらされた、言わば21世紀を生きる私達に相応しい新しい精神改革の手引き書です。また、学習にあたってもこの講座を通じて自習することができる構成となっています。

確かに、適切な教師につくことは効果的ではありますが、現状ではその教師役を務められる者はまだ、多く出ていません。自らの内面を観察し、自然をよく観る中で、講座で述べられていることの一つ一つを自分で確認するのが最良の道と言えそうです。


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