ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落051 [2007-05-02]

051 In time it must retract these opinions if it is to have a pleasant existence. All of the troubles in the world have been so created. And when they become too great, people decide to place them in The Hands of God, which is the All Inclusive Consciousness that created all things with a purpose. Each person will hope that this Great Intelligence will correct the situation. But when the correction is shown in many cases, it is not accepted for it is not understood by the mind which made the mistake in the first place.

051 もし快適な存在を得るのであれば、いずれはこれらの意見を引っ込めなければなりません。世の中のトラブルの全てはそのようにして造り上げられて来ました。そして、それらトラブルが大きくなりすぎると、人々はそれらを万物をひとつの目的で創造した全てを包括する神の御手に委ねることを決意します。各個人はこの偉大な知性が状況を修正してくれることを望むのです。しかし、多くの場合、修正法が示されても、その修正案は受け入れられません。最初に過ちを犯した心によって理解されないからです。





【解説】

感覚の意見が人間を支配し、トラブルを引き起こしている以上、私達は日々の生活時間の中で、これら感覚による好き嫌いの意見に気付くことが大切です。現実の場面では、これらは複雑、巧妙に織り込まれているため、世の中の問題となるようなものについては、単純に人間の感覚に問題があると指摘することは出来ないかも知れません。

しかし、人生において最大のトラブルである病気については、どうでしょうか。病気には様々な原因がありますが、痛みや苦しみに対してどのように自らが振る舞うか等、まさに病気に際してとる態度は本人の内面を反映するものとなります。出来うるなら、たとえ死を迎える事態であっても心落ち着いて、穏やかに最期を迎えたいものです。

通常、人間の心は問題が大きくなり、到底自力では解決できないと知った時、全能なる神に全てを委ね、祈ります。それはそれで、正しい道なのですが、祈るだけでは不十分だとしています。神(因なる創造主)から授けられる解決策(メッセージ)を受信し、理解することが最低限必要なのです。この為には、日頃から創造主から降り注がれている印象に耳を傾け、同調できる姿勢を維持しておくべきなのです。騒がしく浮ついた心を落ち着かせ、印象に敏感になるよう感覚を鋭敏に保つことです。そうすれば、解決策はすぐにも示されることでしょう。

自然界の他の生物達は皆、その種の能力を発揮しています。地震や噴火、嵐のような自然災害も事前に察知していたという事例も多く聞くところです。ひとりひとり、当面している状況や問題は異なりますが、是非、心を落ち着かせて因なる創造主から贈られるアドバイスに気付く努力を続けて戴きたいと考えます。ラジオやテレビと同様、多くの放送局を通じて折角の有益な放送がいつも流れている中、既存の4感覚だけに選局を限定していたのでは、もったいない限りです。


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