ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落042 [2007-04-20]

042 The real beauty of man's finer abilities has become covered with moss and lost to his vision. For all that he can see is the moss which is a parasite that lives on the body of another form. This is equivalent to human habits that cover the real man. While the rolling rock may come up against many problems and rocks twice its size and endure pain while bumping against them and losing parts of itself, it keeps on rolling. And finally it is polished to a high degree and shows the colors and minerals of which it is made. And in some rocks beautiful designs are formed when the minerals by the law of affinity adhere to one another.

042 人間の繊細な能力に関する真の美しさは苔に被われ、見失われています。人が見ることができるもの全てはその肉体あるいはその他の形有るものにとりついて生きている寄生生物である苔なのです。これは真実の人間を被う人間の習慣に相当しています。転がる岩は多くの問題やその大きさの2倍もある岩に出くわして、衝突して痛みを堪え、自らの一部を失いながら、それは転がり続けます。そして、最後にはそれは高度に磨き抜かれ、それを造り上げている様々な色彩や鉱物を示すようになるのです。そして岩の中には鉱物が親和の法則によって互いにくっつきあうことにより美しい模様を形作られているのです。





【解説】

人間は習慣の奴隷であり、習慣こそ人間に寄生し人間本来の持つ繊細な才能を覆い尽くしている存在だと言っています。私達個人個人には元来、芸術家と同じ鋭敏な感性や表現力が備わっているのですが、この寄生する苔のため、私達の才能は埋もれています。それを取り去るには、転がる岩が象徴するように、行動(努力)することだと言っているのです。様々な経験を続け、遂には本来の持つ美しさを体現することが出来ると諭しています。

各人に与えられた時間を価値ある内容とするためにも、毎日毎日、一刻一刻をその人間本来の道に向かって精一杯歩みを続けるならば、例えその過程で苦しい体験をすることがあっても、遂には各々の美しさを体現させ、他者の手本となることが出来ることでしょう。つまりは、次の瞬間、自分はどのような想念を受け入れようとしているのか、どのような行動をとろうとするのか等、一瞬一瞬の積み重ねの総和が人生を創り出すことになるのです。


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