ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落041 [2007-04-19]

041 It has been said that a rolling stone gathers no moss. But moss used in reference to man's accumulation of things has deterred his growth in cosmic intelligence. But the rolling one becomes polished by striking problems or other rocks and thus the debris is removed.

041 転がる石には苔が付かないと言われています。しかし、人による物事の蓄積に関連して用いられる苔は人の宇宙的知性における成長を遅らせて来ました。しかし、転がる石は諸問題や他の石とぶつかることによって、不要なものが取り除かれるのです。



【解説】

活動(行動)によってのみ、自分が磨かれるということでしょう。何事も新しい体験を通じて学ぶということです。もちろん、多くの場合、その当時の自分自身の限界や運不運も重なって、思い通りの結果にならないことも多いものです。しかし、少なくともその時期の努力によって、様々な出合いがあり、自分自身の成長があります。逆に、従前の環境に安住していては、やがて苔むす石のように、習慣(悪弊)が自身本来の美しさを覆ってしまうと言っています。

元来、山の頂きに置かれたゴツゴツの石も、斜面を転げ落ち、川の流れに乗って下流に流された末、遂には広々とした河口の河原に到達します。多くの急流を越え、大雨がもたらす濁流の最中にも耐えた後に辿り着いた河口では、石は皆、角張っていた鼻先が削り取られ、丸みを帯びたものばかりとなっています。そしてその表面には石を構成する鉱物組織本来の地模様が美しく出現しています。多くの苦痛に逢いながらも、またどんなに長年月かかろうとも、諦めずに精進して来た石たちの到達した姿がそこにあります。




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