ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落033 [2007-04-11]

033 This could be called the development of the mind in intelligence. There is really nothing that you do that does not have the consciousness behind it. Your mind may change and modify an impression either for good or bad results, depending upon the mind's intelligence or how well it accepts the instructions. To produce good results the mind must have total faith in consciousness and permit itself to be guided by it.

033 これは知性における心の発達と呼んでもよいでしょう。あなたが成すことで背後に意識の無いものはありません。あなたの心は、その心の知性に依存して、あるいは意識の示唆を如何に良く聞き入れるかによって、良い結果となるにせよ悪い結果になるにせよ、印象を変化させ或いは修正するかも知れません。しかし、良い結果をもたらす為には、心は意識に全信頼を持ち、自らが意識によって導かれることを良しとしなければなりません。





【解説】

ポイントは、私達の日々の行動において、実は意識の助けを借りずに行われているものは無いということです。

前項(032)の本文で述べられているように、私達の日々の活動は、印象を基としていますが、その印象(アイデア)は「意識」から来ているものだと言っています。自分自身の経験から言っても、「あのとき、最初の印象に従っていれば良かった」等、後から思い出すように、私達の心は通常、やって来る意識の指導(印象)を素直には受け入れないものです。一つ一つ、自分(心)が判断し、これまでの経験に無い場合には、その印象をねじまげ、勝手な解釈をしがちです。

誰もが、演奏家が楽譜を見ること無く、長い曲を完璧に再現するのを見て驚嘆しますが、まさにその姿は宇宙を流れる意識という大英知に人間の心が完全に従っている光景です。

しかし、直ちにそのような理想的レベルに到達することは出来ません。先ずは第一学年からで、各自の心を意識の指導の声に耳を傾けさせ、心を少しずつ本来の姿に純化することです。当面は指導の手を差し伸べている意識なる存在に信頼を寄せることが大切だと言っています。

ラジオやテレビの場合と同様、いかに意識が印象を発しようとも、肝心の受像機である心がそれらを受信できる感度が無い、あるいはせっかく受信しても自分の志向に合わないからといってスイッチを切ってしまったら、役立つ内容を視聴者に伝えることが出来ないのと似ているように思われます。


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