ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落017 [2007-03-25]

017 Do not be afraid of making a mistake. But when you are aware of making a mistake, correct it as soon as possible, for if you do not, it could be a block in your progress. But do not feel badly, for that could cause you to be too cautious. Remember at all times that mistakes are the result of wrong application through which we learn the right procedure. And experience is necessary for the expansion of knowledge.

017 過ちを為すことを恐れないで下さい。しかし、過ちを為したと気付いた時は、一刻も早くそれを正しなさい。何故なら、そうしないと、それはあなたの進歩の障害になるかも知れないからです。しかし、くよくよ思ってはいけません。あなたを余りにも用心深くさせることになるからです。いつも過ちは間違った応用の結果であり、それらを通じて私達は正しい手順を学ぶということを覚えていて下さい。そして体験は知識の拡張に無くてはならないのです。



【解説】

これまで経験が無い、宇宙的衝動を現象世界を現に支えている存在として認識し、その指示を受け入れるように自らの心を訓練するということは、師匠と弟子が四六時中、寝食を共にしている場合以外、容易なことではありません。まして独学で、一人、学ぼうとしている私達にとって、間違えることはむしろ当たり前のことです。Try and error による学習になることは自然の成りゆきです。

しかし、ここで問題なのは、結果が失敗だった時の対応でしょう。思うように行かなかったことの背景には、様々な要因がある筈です。個人の責に因らない場合もありますし、自分の未熟さが現れた場合もあるでしょう。重要なのは、ここで自分の誤りに気付いた時、即ち、「自分のここが過ちであった」と自覚できた場合は、速やかに改めなさいということを言っています。実際には、人前で自らの過ちを認めることは容易なことではありません。自分のプライドを捨て去る必要もあります。無数の失敗への道がある中で、狭き門を行く為には、失敗への対応が重要であり、どのような場合でも全創造物の親である創造主の恩寵を自覚して、自らを素直に保つことができるかが、鍵となります。


第01課 段落016 [2007-03-21] <<  |  >> 第01課 段落018 [2007-03-28]