008 Some doctors go deeper when studying the manifested form of man and observe him with his consciousness. Thus he perceives the invisible or cause back of the effect. In this way he learns the purpose of every artery, muscle and organ and how each is related to the whole form. Thus when one part is out of order he knows what to do.
008 医者によっては人体の具現化された姿を研究する際、深部まで探究し、自らの意識でその人体を観察します。そうすることで、彼はその結果をもたらす目に見えない、或いは背後にある原因を知覚するのです。このようにして、彼はあらゆる動脈、筋肉そして組織、また各々が如何に全体と関連しているかを学ぶのです。このことにより、身体の一部分が乱れた時に何をすべきかが分かるのです。
【解説】
私自身、医者ではないので、詳細は不明ですが、通常、医者が診察を行う場合、医者は患者の顔色をはじめとする外見を観察し、その訴えを聞きながら、真実の病気の原因を掴もうとしているものと思われます。
この場合、患者の身体の中について見ることはもちろん出来ない訳ですから、こうした制約条件の中で、自分の経験も含め、この患者がどこを病んでいるのかについて、それこそ、全身全霊で探っているのです。
その時、医者が観察に使用しているのは目に見えない原因を察知し、把握しようとする医者自身の意識なのです。その際に重要なのは、各部と全体との関係についての理解だと言っています。万物の相互関係を理解することこそ、学ぶべき内容です。
また、ここでは、医者が患者を診察する際に、自分の「意識」を用いていると述べています。ここでより、詳しくアダムスキーの言う「意識」について、関連資料を用いて述べて見ましょう。
アダムスキーは「意識とは何か」( From Cosmic Bulletin, December 1971. )の中で次のように述べています。
"Consciousness is the foundation of all creation. It is not a physical thing yet it measures all expressions of physical forms. Without it no form could be or exist for consciousness is life itself. It is the power which gathers the elements into the formed state and it is the intelligent force which caused the awareness and animation within the form. Consciousness is that tremendous power which is referred to in the Scriptures as the Holy Ghost. It is a dweller, as power, within that which is created, perpetuating the growth of the form by the constant action which is the law of Its being."(中略)
"Everything from the mineral to the God Kingdom is changed, moment by moment, by the everlasting activity of consciousness. It is the avenue of progress; the stream of life laden with ideas which drop into the consciousness of mortal man with great rapidity and which may be used or discarded, depending upon the understanding of the individual. Consciousness speaks the language of the Soul, for it is the Soul. This Infinite language is soundless, yet it roars with the voice of thunder, reverberating with a tremendous force upon the mortal being, producing a state of awareness as to the idea that lie within him -- idea which only he himself knows unless he expresses them in words, and which even then may not be understood by another.
Consciousness is the very substance of all forms, yet itself is formless. It is the ruler and the keeper of all elements which compose it in field of form action, for through this intelligent force the elements which make the form becomes conscious. It builds forms and disintegrates forms, yet it knows neither life nor death. It is motionless, yet it is the all-active power by which the universe is maintained; placeless, yet it is everywhere for outside of it there is nothing; inert, yet composed of unlimited power."(後略)
つまり「意識とはすべての創造の基礎です。それは物的なものではありませんが、物的な形有るものすべての表現を計るものです。それ無しではいかなるものも存在することはできません。意識こそが生命そのものであるからです。それは各々の元素を形有る状態に取り集める力であり、形有るものの中に知覚や活動を引き起こす知性的な力です。意識は聖書の中で精霊と呼ばれるとてつもない力のことです。」(中略)
また、意識については、「鉱物から神の王国まで全てが意識の永遠に続く活動によって刻々変化しています。それは進歩の大道であり、人間の意識の中に落される巨大なスピードで生命の流れであり、それらは個個人の理解次第で活用されるか、捨て去られるかすることになります。意識は魂である故、魂の言葉を話します。その無限の言葉には音はありません。しかし、それは雷のような声で響き渡っており、人間に対してとてつもない力で反響しており、人自身の中のアイデアに対して気付く状態を造り出します。そのアイデアは彼が言葉で表わさない限り、彼自身しか分からないアイデアでもあります。しかし、それでさえも、他人には理解されないかも知れません。」
「意識は全ての形有るものの本質的なものですが、それ自身は形はありません。それはそれを成すすべての要素の支配者であり保護者です。この知的な力を通じて形あるものを造り上げている各元素が意識を持つようになるのです。それは形有るものを形成し、また分解します。しかし、それは生や死を知ることはありません。それは動くものではありませんが、宇宙が維持されているすべての力です。どこにあるというものでなく、あらゆる所にあり、その外側には何もありません。そのもの自体、不活性ですが、それでも無限の力から成り立っているのです。」(後略)
各人はこのような、力ある知性を本来、有しており、自らを構成させていることの背景にある宇宙を貫く知性と連動している力に気付く必要があるということでしょう。その力に気付くこと、私達の自然観察に応用することが重要ということです。
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