ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落066 [2021-07-09]


066 From here on many talents will be employed to complete the structure. The final touch of historic recordings and beauty will be the murals painted upon the inner walls of the entrance. And for this the finest artist will be engaged. But even he with all of his talent cannot produce what is asked of him if the pigments of his paint had not been processed from the pick and shovel man through the various refining steps necessary. And this is true with the brushes and other equipment which he must use. And without these his talent would be of no value.
066 ここからは、多くの才能を持った者が建物を完成させる為に雇われることになります。その歴史的記念と美の最終段階の仕上は入口の内壁上に描かれる壁画となるでしょう。そしてその為に最高級の画家が雇われることでしょう。しかし、彼の才能全てをもってしても、彼の使用する顔料がツルハシとシャベル人夫で取り出されてから必要な精製工程を経て処理されていなければ、依頼されたものを造り出すことは出来ないでしょう。そしてそれは彼が用いる刷毛やその他の道具についても同じく当てはまります。




【解説】
日本語にも「もちはもちや」という表現があります。各々の専門家、即ち才能を有する人が各々連携協力して、一つの建築物を造り上げていくものです。
先日もテレビで京都に最近、設けられた迎賓館の紹介がありましたが、木材の選定から建築資材の製作、壁やふすま、内部の調度品、果ては生け花、料理まで、様々な専門家が連携して最高のおもてなし文化がそこに表現されていました。
このように私達が愛でるあらゆる作品は、こうした様々な才能が等しくその能力を発揮する中で生み出される訳です。そして、この私達自身の身体がそれら芸術品と比べても遜色ない作品だとすれば、私達の身体には無数の才能ある造形者たちが絶えず働き、その姿を維持していることが分かります。


第02課 段落065 [2021-07-08] <<  |  >> 第02課 段落067 [2021-07-12]