ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落049 [2021-06-16]


049 The most predominant individual is sight. The next predominant one is hearing. Then taste and smell. You may say here, what about touch? The touch could be called a nerve impulse reaction which is not a sense, but it gives a sense reaction to the mind. As each sense acts independent of the others, oftimes one will disagree with the others. i.e. The sight may perceive a beautiful flower but the aroma is very unpleasant to the sense of smell and it rejects it. So the unity of mind is already divided. The same is true with the other senses, for one may like something and another dislike it. And while this is taking place, as it has for ages, pain and an unpleasant existence is the result.
049 その内、最も支配的な者は視覚です。次ぎに支配的なのは聴覚です。次に味覚と嗅覚になります。あなたはここで、触覚についてはどうしたのかと言うかも知れません。触覚は感覚ではなく、一つの神経パルスの反応と呼ばれるようなものですが、心には感覚のような反応を起こさせるのです。各々の感覚が他と独立して行動する為に、時として一つの感覚が他と意見を相違することが起ります。即ち、視覚は美しい花を認識するでしょうが、その臭いが嗅覚にとっては大変不快であれば、嗅覚はそれを拒絶します。ですから、心の一体性は既に分断されているのです。他の感覚についても同様です。何故なら、ある感覚が何かを好ましく思っても、もう一方がそれを嫌うかも知れないからです。そしてこのことが起っている間、その結果として何世代にわたって、苦痛と不快が存在して来たのです。




【解説】
私達が最も克服すべきは、私達の中にある視覚から嗅覚までの4つの感覚反応であると説かれています。それらは各々独自の評価基準を持っており、各々別々に評価を下している訳です。その結果は心の中身がバラバラとなり、不愉快な状況が続いているとしています。
これら内なる4感覚を如何に本来の姿に整合させ、創造された本来の姿に戻すかということが私達の最大の任務となる訳です。
その為に多くの先人達は座禅を組み、祈りを捧げて自らの内側を本来のあるべき姿に整えようと努力して来ました。それら修行の間に垣間見た美しい調和的な状況をもって悟りのヒラメキとしたのです。
先ずは私達の進化の途のスタートラインがこの自らの心の分析と制御であるのです。


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