ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落036 [2021-05-28]


036 What is consciousness ? No one definitely knows except that it is a life force that is the creator of all forms. For without consciousness man would not be a living being. And in man the best way that we can describe it is -- a state of alertness. And a state of alertness is a state of feeling or awareness. In the animal it is known as instinct which does not have to depend upon sound. The language of consciousness is the language of the Creator that one feels when he becomes conscious of things not yet experienced. Jesus expressed it in these words -- Blessed are those who see and hear not yet believe. For they shall enter the Kingdom of Heaven. And the kingdom of heaven was used in reference to the realm of Cause, a sea of consciousness or everlasting life. For consciousness proceeds all manifestation.
036 意識とは何でしょう?誰一人、それが全ての形有るものの創造主である生命力であるということ以外、明確には知ってはいません。何故なら意識無くしては、人は生き物とはならないだろうからです。そして人間においてはそれを最も適切に表現するとすれば、それは警戒の状態ということができるでしょう。そして警戒の状態というのは印象もしくは気付きの状態です。動物においてはそれは音声に頼らない本能として知られています。意識の言語は未だ体験していない物事について意識的になる時に感じる創造主の言語なのです。イエスはそれをこのような言葉で表現しました。「見もせず、聞きもしないのに信ずる者は幸いなり。何故なら彼等は天の王国に入るだろうからである。」そしてこの天の王国とは因の領域、即ち意識の海、永続する生命について用いられたのでした。何故なら意識は全ての創造の現れに先立つからです。




【解説】
この「生命の科学第1課」の中で、最も重要な事柄を伝えているのが、本項ではないかと考えています。アダムスキー哲学の真髄は”宇宙的意識”の存在と機能ですが、その”意識”の正体や働きについて説いているのが本項であるからです。
もちろん、意識は物質でなく、本文で表現されているように創造主である生命力ですが、全ての出来事や活動の結果を残す作用は皆、この意識の力を通じて実現していることを理解することは重要です。即ち意識の段階を認識できるようになれば、やがて物質世界に生じる現象を事前に察知できるからです。
この意識への理解はイエスをはじめとする多くの聖人達によって説かれて来たものと思われますが、何分未熟な私達を理解させるのには苦労されたものと思われます。ある者はそれを神秘主義に陥らせ、ある者は否定する道を選ぶ等、本来の理解は遠のいていたのです。本講座はこの意識なるものの存在に如何にして気付き、インスピレーション(想念波動)を頼りに、各自が進化の道を進む為の手助けをするものと言えるでしょう。


第01課 段落035 [2021-05-27] <<  |  >> 第01課 段落037 [2021-05-31]