ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落034 [2021-05-26]


034 Here you may say that you do not wish to follow blind faith. Yet to accomplish what you feel down deep within yourself that you can -- you must use it. For what is blind faith? When you were planning your house you were using blind faith for the house was not present as a finished structure of concrete and plaster. Whatever you do in your life is performed with blind faith, for you never know what the results will be in any act. Whether walking or riding or whatever you are doing you hope that all will be well, but you are never sure. In fact 99 % of our life depends upon blind faith. I leave the 1 % to past experiences, but even there you are not sure the results will be the same if repeated.
034 ここにおいてあなたは、盲目的な信頼に従がおうとは思わないと言うかも知れません。しかし、あなた自身の中の奥底であなたが出来ると感じていることを達成する為には、あなたはそれを用いなければなりません。何故なら、盲目的な信頼とは何でしょうか?あなたがあなたの家を計画している時、あなたは盲目的な信頼を用いています。その家はコンクリートとしっくいの仕上げられた構造物として存在していないからです。あなたが人生の中で何を成そうと、それは盲目的な信頼とともに成されます。あなたはいかなる行動においても結果がどのようになるかはわからないからです。歩いている、或いは乗り物に乗っている時、或いはどのようなことをしているにかかわりなく、あなたはすべてはうまく行くように願いますが、確信を得ることはありません。実際には、あなたの人生の99%は盲目的な信頼に頼っているのです。私は残りの1%を過去の体験に残していますが、それでさえ、あなたは仮に繰り替えしであったとしても結果が同じになるかどうかは確かではないのです。




【解説】
本項及び次項に続く本文では私達にとって盲目的とも言えるようなfaith(信頼、信仰)が如何に大切かが説かれています。
最初のお断りしたいのは、とかく私達は信念こそ大切で自らの意思を強く思念すれば何事も思い通りに実現するとして来たこととは、少し離れて考えた方が良いと思うことにあります。
長年、アダムスキー哲学を学んで来た人にとって、もちろん信念が大切であることについては十分に理解されていると考えます。しかし、本項以下に著者アダムスキー氏が説いている事柄は何も自分のエゴの欲求を通すことは信念の力によって難なく出来るとしているのではないのです。
言い替えれば信念(faith)が作用するのは宇宙的法則の下であり、その波動に調和した内容であれば、もちろん難なく実現するでしょうと説いているように思うのです。即ち、自我の欲求そのままが実現することはなく、仮に実現したとしてもその結果は長い目で見れば、新たな因果を生み出すカルマを自ら造り上げることにもなりかねないと思う訳です。
それ故に私達は日々、宇宙と調和した心境を保ち続けていれば、その中で望む事柄は自ずと宇宙空間に作用して実現することになるのです。


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