ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落026 [2021-05-14]


026 The average human is a mentalist governed by the ego which is itself an effect of the cause. And as the mind is the process of learning it seeks to guide itself by other material effects and there are many things that it does not understand. And the things that are not understood are feared and disliked. And the things that are pleasing to the senses (or ego mind) are liked. Yet oftimes the likable things become blocks that prevent the individual from progressively learning.
026 普通の人間はそれ自身は因の一つの結果でしかないエゴに支配されている心至上主義者です。そして心は学習の課程にいる為、心は他の物質的結果によって自分を導こうと探し求めますが、心が理解しない多くの事柄があります。そこで、理解されない事柄は恐れられ、嫌われます。また、感覚(或いはエゴの心)を喜ばせるものは好かれるのです。しかも、多くの場合、好まれる物事は進歩的な学習からその者を妨げる障害になるのです。




【解説】
重要だと思うのは、私達のエゴ(自我)自体、無定形であり、捉え処のないようなものですが、それ自体もまた創造されたものという点です。つまり、私達自身は心身共に創造されたもの、進化の過程にあるものと言うことが出来ます。
片方の肉体内部では父なる創造主に常に従って人体の維持に従事している一方、自我は迷いの中に居て、目の前に現れる形あるものに従っているという訳です。自分が理解出来ない事柄は当然多い訳で、その中で不安や嫌悪も生まれるということでしょう。
もちろん、心穏やかに過ごす為には、心の好むままに暮らすことも一つの方法ですが、長い人生にあっては当面する問題の一つ一つを自ら選択して行くことが必要であり、自らの気力・体力を勘案しながら、一歩一方各自の課題に取り組むことが望まれています。


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