ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落192 [2021-01-26]


192 Perhaps I should explain why one and one equals three in Nature's Creative Mathematics. When a positive and a negative get together there is a manifestation; in electricity it is light, with male and female it is an offspring and so it is with all nature. In order to understand a manifested effect the conditions that caused it to be must be understood.
192 おそらくは、ここで自然の創造的数学においては何故、1+1=3になるかを説明すべきでしょう。陽と陰は結合した時、創造の現出が起こるのです。電気においては光、男性と女性の場合は子孫ですし、自然全てについて同様です。現出した結果を理解する為には、それをもたらした諸条件が理解されねばなりません。




【解説】
第17章の最後、まとめの言葉として述べられている本項は、創造的作用の本質について説かれているものです。陰と陽、プラスとマイナス等々、異なる性質を持つもの同士が結びつく中で共同して物事を達成しようとする時、そこには両者を足し合わせた以上の成果、創造的作用が生まれると説かれているのです。
私達は各々異なる背景、履歴経験を持っており、各々意見も異なるものです。しかし、各々が連携し合う中で、両者の能力を足し合わせた以上のものが生まれるということでしょう。
私自身の仕事の分野の話で恐縮ですが、下水(排水)処理の技術に微生物処理法があります。その微生物の環境を酸素の無い「嫌気」状態と酸素のある「好気」状態を連続的に交互に繰り返す中で、従来除去が難しかった窒素やりの成分も除去出来る方法が用いられるようになって来ました。これも異なる要素を組み合わせる中で微生物にそのような高度な処理能力を持たせるもので、本項に似た内容かと考えています。



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