ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落189 [2021-01-21]


189 Science has progressed very rapidly in the last few years. Now, with the aid of fine instruments, the I.G.Y. research and the satellites, the scientists are able to delve deeper and deeper into the realms of Cause. They are beginning to understand and use Nature's Creative Mathematics; which is, one and one equals three. Old accepted theories are being replaced with more factual knowledge as the field of research broadens.
189 過去数年の間に科学は急速に発展しました。今や精密な装置やI.G.Y.(訳注:国際地球観測年)での研究、そして人工衛星のお蔭で、科学者達は宇宙の領域の奥深くまで掘り下げることが出来るようになりました。彼らは自然の創造的数学を学び始めています。その創造的数学とは1+1=3というものです。古くから容認されて来た諸理論は研究分野が広がるにつれて、より事実に基づく知識に置き換えられています。



【解説】
本項で著者が言う「国際地球観測年(IGY)」は、現代の私達が考える以上に私達にとって意義あるものであったようです。;1957年〜1958年の18ヶ月に渡って世界64ヶ国が気象や地磁気、太陽活動その他計10を越える様々な分野の観測と調査が行われたのです。
その成果の中には、人工衛星の打ち上げ、バン・アレン帯の発見があり、日本では南極の昭和基地の設営と観測等が揚げられます。こうした世界中の国々が協力して宇宙の探査、地球の探求を目指した画期的なプロジェクトであった訳です。
こうした中で著者は科学者達は創造的数学、1+1=3を理解しはじめたと説いています。人と人が協力する中で両者を加えた以上の成果が得られることを科学者達は身をもって体験した筈だと述べているように思われます。



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