ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落167 [2020-12-11]


167 Why is one affected by music, for instance? It does not speak words as a human speaks and still one melody will produce a feeling of great joy, another of sadness, and still another will carry one into a state of exaltation. It effects a person who has never studied the science of harmony just as it affects the one who is a musical master. Music is a universal language for it is interpreted through the Cardinal Sense of Feeling.
167 例えば何故、人は音楽によって影響を受けるのでしょうか。音楽は人間が話すような言葉を語ることはありませんが、それでも一つのメロディーは至福感を作り上げ、他のメロディーは悲しみを、そして更に別のものは聞く者を高揚感の中に導きます。それは和声学を学んだことのない者も、音楽の巨匠である人に作用するのと同様に影響を受けるのです。音楽とはフィーリングの中枢感覚を通して翻訳されるが故に、一つの宇宙普遍の言語と言えるのです。




【解説】
確かに音楽は誰でもが理解できます。その曲調により、悲しみや喜び等、作曲家の思いが聴衆に伝わりますが、そこには言語による解説は不要です。その理由として、本項で著者アダムスキー氏は私達がその音楽を私達自身に備わっている中枢的間隔を通じて翻訳されているからだと説いています。
つまり、単に音のつながりを把握しているのではなく、その波動を翻訳し理解する機能が私達に備わっているという訳です。私達がテレパシーその他として表現しているのは、こうした波動の翻訳機能が万物それぞれに備わっており、それ故に各自の想念が互いに理解されるということかも知れません。


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