ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第09章 段落101 [2020-09-04]


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It takes courage and faith to walk the road of progress; the doubter will remain forever in the same old rut. He may turn his vision towards greater knowledge but it will remain forever a dream of mystery unless he releases himself from the spot upon which he stands and takes one step forward.
101 進歩の道を歩むには勇気と信仰を必要とします。疑う者は永久にその同じ古いわだちの中に留まります。その者はより大いなる知識の方向に自分の視野を向けるかも知れませんが、自分が立つその場所から自身を解放し、一歩を前に踏み出さない限りは、永遠に夢の中に留まることでしょう。




【解説】
前項で毎日の一歩からというお話をしましたが、実際に多くの事例では、その一歩も完全に前に進むのでなく、片足は昔の状況のまま留まっている例も多いものです。人間は自分自身を変えることが実に難しく、長年の生活習慣の延長を改めようとは思わないものです。
しかし、他人の助言をいくら聞いても、実践ななければ単なる耳学問、知識に過ぎず、実体験を得ることは出来ません。その一方で氷上のフィギュアスケーターのように一瞬一瞬を行動していく中で、経験を積んで自らの体験を身体の細胞に覚え込ませることが出来る訳です。
そしてこれらの記憶は忘れ去られることはなく、本人にとって永遠に保たれる体験になり、宝物になる筈です。長年月経過したとしても体験した事柄は長く記憶されるものです。そういう意味では何よりも一歩完全に踏み出し、その行動体験を積み重ねることが重要で、知識だけを蓄積することにはあまり価値はないものと思われます。


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