ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第06章 段落073 [2020-07-27]


073 It needed not the aid of science, however, to prove the intelligence of matter, for the very fact that bodies act and grow proves that the cells must possess the consciousness to receive instructions from a higher intelligence. We know that nature takes its own course in healing the body when called upon; that a thought given by a man is immediately acted upon by the cells of his body, so matter must have a mind which is capable of receiving the command of either man or nature or it would not act accordingly. Mind, itself, is nothing more than the highway over which consciousness projects ideas to set matter in motion. If matter were not the possessor of mind there would be no avenue through which it could receive the thought impressions; if it did not possess intelligence it could not act upon impressions, and if it did not possess consciousness it would be totally unaware of the command and would remain in a state of complete inertia.
073 しかしながら、物質の持つ知性を証明するのに科学の助けは必要としません。何故なら、肉体が行動し成長するという事実はそれら細胞がより高位の知性から指導を受け取る意識を持っていることを証明しているからです。私達は自然は求められた時、肉体を治癒する上でそれ自身独自の経路をとることを知っています。また、人間によって与えられた一つの想念は直ちにその者の肉体の諸細胞によって行動に移されることからも、物質は人間あるいは自然の命令を受けられる心を持っているに違いありません。そうでなければ、それに応じた行動はとれないからです。心自体は意識が物質を起動させるためのアイデアを放射するハイウェイに過ぎません。もし、物質が心の所有者でなかったとしたら、その想念印象を受け取る大路は無いこととなり、もし、物質が知性を持たないとすれば、印象に基づく行動をとることが出来ないこととなり、もし、物質が意識を持たないとすれば、物質はその命令に全く気付かず、全くの惰性の状態に留まることになります。



【解説】
私達の肉体自体、あるいは自然界のあらゆる物体は想念波動を理解し、それに呼応した働きを行う知性があります。そうでなかったら、各々の生命誕生から成長するまでの旺盛な生長活動或は生命活動停止後の速やかな還元分解活動を説明出来るものではありません。
本項では更に、これら想念波動が通る通路が「心」なのだと説いています。つまり心の中に心配事等の多くのものを置いておくのではなく、空にしておくことで宇宙からの想念波動が通過しやすくなるという訳です。また、それら心は人間では自我の心でもありますが、各細胞、各原子・分子のレベルでは本項で言う「意識」というレベルのものと言えるかも知れません。


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